来週(22~26日)は26日に7~9月期の米国内総生産(GDP)が発表される。
そのほか、22日に9月のシカゴ連銀活動指数、24日に9月の米新築住宅販売件数、25日に9月の米耐久財受注などが発表される。米連邦準備理事会(FRB)は24日、全米12地区連銀が管轄する地域の経済情勢をまとめた米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表する。
24日にはユーロ圏の10月の購買担当者景気指数(PMI)、25日に10月の独ifo景況感指数が発表される。25日、欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれる。
国内では、26日に10月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。
安倍晋三首相は24日に衆参両院の本会議で所信表明演説をしたあと、翌25日から中国を訪問して習近平(シー・ジンピン)国家主席らと会談する。
日米で主要企業の決算が相次ぐ。日本では23日に日本電産(6594)、24日に花王(4452)や中外製薬(4519)、25日に日立建機(6305)、26日に信越化(4063)が決算を発表する。
米国では、23日にキャタピラー、24日にAMDやマイクロソフト、25日にアマゾン、グーグルを傘下に持つアルファベット、ツイッターが発表する。
新規株式公開(IPO)は1社。不動産の賃貸、販売を手掛けるリーガル不動産(3497)が10月23日、東証マザーズに新規上場する。
【注目ポイント】
▽米国
キャタピラーの7~9月期決算
(日本時間23日午後8時30分)
19日時点の市場予想は、売上高が前年同期比16%増の132億6400万㌦、特別項目を除く1株利益(EPS)は45%増の2.84㌦となっている。
クレディ・スイス証券は15日付けのリポートで、キャタピラーは引き続き建機セクターの最注目株であると指摘した上で、同セクター全体の18年7~9月期の業績について、ドル高の逆風はあるものの売上高は予想と一致かやや上振れる程度の水準に着地するとの見方を示している。
▽米国 7~9月期の実質GDP(26日)
7~9月期の米国の成長率の市場予想は3%台と、4~6月期の4.2%から伸び率は鈍化するが、引き続き高成長が見込まれている。けん引役はGDPの7割を占める個人消費。
9月中旬に上陸したハリケーンの影響もみられるが、全体には堅調だ。一方、建設費の上昇などを背景に住宅投資はぱっとしない。米中の貿易戦争のあおりで足元の米国の輸出は弱含んでおり、成長率の下押し要因になったとみられている。
▽IPO
リーガル不動産(3497)
東証マザーズに上場(10月23日)
築30年以上の割安な中古物件を取得し、改修して再販している。不動産情報を多く持つ弁護士とネットワークを築いており、社名の由来にもなっている。物件の取得・改修から売却まで、営業担当者が一括で手掛ける。自社マンションブランド「リーガランド」は都内を中心に約40棟あり、富裕層向けの相続対策商品として人気となっている。サービス収入が見込める老人ホームの運営にも乗り出している。
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