7月10~14日は地方や中堅企業向けのネットビジネス支援を手掛けるソウルドアウトが12日、マザーズに新規上場する。
2009年12月にオプトHDが中堅・中小企業向けのインターネットビジネス支援サービスを提供する目的で100%子会社として設立した企業。
個人投資家の投資マインドを占う上で、初値の動向などに注目が集まりそうだ。
10日は5月の機械受注統計、6月の景気ウオッチャー調査が発表。12日は5月の第3次産業活動指数、6月の企業物価指数が発表になる。
米国では、11日のペプシコを皮切りに4~6月期決算が本格化する。14日にシティグループ、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェースが決算を発表する。
14日には6月の鉱工業生産、6月の小売売上高などが発表になる。10日はタイ市場が休みとなる。
【注目ポイント】
▽日本
5月の機械受注統計(10日)
4月は、民間設備投資の先行指標とされる「船舶・電力除く民需」の受注額(季節調整値)は、前月と比べ3.1%減の8359億円だった。
民間に大型案件が乏しく、非製造業が5.0%減となった。5月も前月に比べマイナスが見込まれている。6月の日銀短観では、今年度の設備投資計画(大企業全産業)が8.0%増となったものの、実際に企業が積極的に設備投資には動いているとは言えない状況で、機械株などの重荷として意識される。
▽米国
6月の鉱工業生産(14日)
5月は前月比横ばい。鉱業や電気・ガスが伸びる一方、製造業が落ち込んだ。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、イエレンFRB議長は、9月にも量的緩和で膨らんだ保有資産の縮小に着手することを示唆。
金融政策の正常化が進むなか、実体経済への影響はどの程度あるのか、米経済指標の関心が高まっている。
▽IPO
ソウルドアウト
マザーズに上場(12日)
2009年12月にオプトHD(2389)が中堅・中小企業向けのインターネットビジネス支援サービスを提供する目的で100%子会社として設立した。
検索エンジンの検索結果に連動して表示されるリスティング広告、グーグルでの検索で上位に表示されるようにするSEO対策などを地方の中小企業向けに提供する。公開価格は仮条件(1080~1200円)の上限である1200円に決まった。