まさか、北朝鮮情勢をリスクオフととらえて株価下落なんて思ってないですよね?? | マルメンライトのブログ
4月11日

ここ最近、シリアだの北朝鮮注意だの書いていますが、
まさか読者の中にこれは、株価下落のサインでやばいぞ!
などと思っている素人投資家はいないと思いますが、念のため言っておきます。
リスクオンでございます。
絶好の押し目買いでございます。

なぜか?
本物のリスクオフならば、日本は米国に比べてインフレ期待が低いですからもっと円高になるはずなんですが、ドル円が円高にならないのがその証拠であり、更に、一番強烈なのが、米国の物価連動債が買われていることなのであります。
市場金利が低下しているのは、単なる調整だという事がわかるので、ビビることなかれなのであります。

阿呆アナリストは、政策分析もなしに、単純にリスクオフだ円高だと騒いでいますが、全く根拠がなく、しかも北朝鮮、シリア問題などで本気で円が買われると思っていることが、本当に信じられないくらい笑ってしまいます。

円が買われるわけない。単にドル買いの持ち高調整で円高に多少動く程度なのですが、それでも中東情勢や朝鮮情勢を見て、パブロフの犬のように「円高!」と騒いでいる3流アナリストは当たったためしがないのであります。

さて、原油価格がジワリ上昇し始めた。もうはまだだ。
原油価格の上昇は株価上昇を招き、景気上昇を招き、経済にとっては好材料である。
間違っても、レギュラーガソリンの価格が上がって困る~などと言ってはいけません。(心の中で思ってください。確かに消費者レベルでは安いほうがいいのですが・・)

原油価格上昇は米国にとっても中東諸国にとってもロシアにとっても好都合。

日本にとっては貿易収支が赤字になり、円安要因となる。

最後に世界的にきな臭いですが、◎◎ショックなどという事が起きる可能性は極めて小さいことを理解していただきたい。
前から何度も書いていますが、◎◎ショックというものの原因は流動性リスクのみです。いわゆる現金化ができない場合のみ発生します。
ギリシャショックでは銀行でお金をおろすことができなくなりパニックに。チャイナショックでは株を売ることができずに、パニックとなった。
そこんとこをECBや日銀が一応理解していて、ドル供給は万全であります。

ここを理解していないと、米国が空母を朝鮮半島に向かわせたぞ!シリアの攻撃は1度じゃないらしいぞ~
株は売りだ~などと支離滅裂な説明で相場の流れを見誤ってしまうのであります。

←それでも日本人は株をうっちゃうんだなぁ~



←ケロケロ