来週10月17日~21日までのポイントはこれだ!!! | マルメンライトのブログ


来週(17~21日)は、新規株式公開(IPO)が2社予定。17日にファンド運営のマーキュリアインベストメントが東証2部に、企業・業界情報プラットフォームなどを運営するユーザベース(3966)がマザーズに新規上場する。

12日上場のKHネオケム(4189)の初値は、9月2日上場のベイカレント(6532)以来となる公開価格割れスタートとなった。
IPOは個人投資家の関心も高く、来週のルーキー銘柄の初値は引き続き注目だ。
25日に東証上場予定のJR九州(9142)の公開価格が17日に決定する。

 米国では、2016年7~9月期の決算発表が本格化する。17日にIBM、バンク・オブ・アメリカ、18日にゴールドマン・サックス、19日にインテル、20日にイーベイ、ベライゾン・コミュニケーションズ、21日にマイクロソフト、マクドナルドなどが予定。11日に主力銘柄の先陣を切って発表した非鉄大手アルコアの決算が市場予想に届かず、今後の企業決算に警戒感を頂く投資家も増えているという。
不安を払拭する内容となるのか、決算結果に加え、経営陣の先行きに関するコメントにも関心が集まりそうだ。

 米国では19日にネバダ州ラスベガスで第3回目の大統領候補テレビ討論会が開かれる。現時点では民主ヒラリー・クリントン候補の優勢が伝えられる。劣勢の共和ドナルド・トランプ候補に巻き返しの芽はあるのか、最後の直接対決に注目が集まる。



【注目ポイント】
▽日本 
10月のQUICK短観(17日8時30分)

 9月は製造業の業況判断指数(DI)がプラス10だった。8月調査に比べて2ポイント改善した。
改善は2カ月連続。一方、日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)は大企業製造業DIが6月調査と同じプラス6で、3カ月先の見通しについてもプラス6だった。外国為替市場での円高進行が輸出企業の景況感圧迫につながったとみられる。
ただ、足元では円高進行も一服、株価も底堅く推移し、企業景況感の改善への期待も出ている。横ばい推移が続く日銀短観の先行きを占う上でも先行指標のQUICK短観の結果が注目される。

▽米国 
9月の消費者物価指数(CPI)
(日本時間18日21時30分)

 8月は前月比0.2%上昇した。2カ月ぶりの上昇で、上昇率は市場予測をやや上回った。全体から食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%上昇。医療用品、家賃などの上昇が寄与した。インフレ指標は上向きつつあり、米景気の緩やかな回復が示唆されている。
フェデラルファンド(FF)金利の先物取引から米CMEグループが算出する「FEDウオッチ」によると、年内の利上げ確率は7割程度。

足元の米経済指標は一進一退が続いているが、インフレ指標が引き続き堅調な内容となれば利上げに対するマーケットの織り込みは一段と進むことになりそうだ。

▽IPO 
マーキュリアインベストメント(7190)
東証2部上場(17日)

 ファンド運用や自己投資事業を手掛ける。
新しいビジネスモデルを持つ企業などに投資する「成長投資戦略」や理論価格に比べ割安な事業・資産へ投資する「バリュー投資戦略」、各国の不動産に投資する「不動産投資戦略」、社会インフラや賃貸不動産など安定的なキャッシュ・フロー(CF)収入が期待できる資産に投資する「CF投資戦略」といったファンドを展開する。
2015年12月末時点の運用資産残高は1826億円。2016年12月期の純利益は前期比15%増の7億1700万円を計画する。公開価格は仮条件(1400~1450円)の上限である1450円に決まった。







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