来週の予定はこれだ!!  必見!!! | マルメンライトのブログ


来週(6月29~7月3日)は、7月1日に6月の日銀企業短期経済観測調査(日銀短観)が発表される。
市場では大企業製造業の業況判断DIがプラス12と3月調査比で横ばいとなる一方、非製造業では3四半期連続の改善が見込まれている。
このほか、6月29日に5月の鉱工業生産指数や貿易収支、30日に5月の毎月勤労統計や住宅着工統計、7月2日に6月のマネタリーベースなどの発表が予定されている。

 国内株式市場では小売企業の3~5月期決算発表が本格化する。6月29日に髙島屋(8233)やニトリホールディングス(9843)、30日にしまむら(8227)、7月2日にファミリーマート(8028)、3日にユニーグループ・ホールディングス(8270)などが予定。

個人消費の回復傾向や訪日外国人の増加が収益にどの程度貢献するか注目される。

 新規株式公開(IPO)は1社予定。6月29日に石油精製・石油化学プラント向け内部装置の製造・販売を手掛けるナガオカ(6239*J)がジャスダックに新規上場する。

 米国では3日に6月の雇用統計が発表される。
5月の非農業部門の雇用者数は前月比28万人増と大きく改善した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は労働市場の一段の改善などを確認した段階で利上げに踏み切る姿勢を示しており、6月も5月に引き続き雇用改善が示されるか注目される。
 7月3日は独立記念日の前日で米国市場が休場。

【注目ポイント】
▽日本 
6月の日銀企業短期経済観測調査
(短観、7月1日8時50分)予想値:プラス12


 大企業製造業の業況判断DIの市場予想はプラス12と3月調査から横ばい。株高や円安、原油安などが企業マインドの改善につながる半面、中国など新興国経済の減速による輸出の停滞が重荷になるとの見方が多いようだ。

設備投資は法人企業予測調査や1~3月期の国内総生産(GDP)改定値の結果から持ち直すとの声がある。一方、非製造業DIは賃上げや株価の上昇などを背景に個人消費が回復するほか、訪日外国人の増加を受け、改善するとの見方が多い。
6月のQUICK短観では製造業DIはプラス19と、3月調査から1ポイント改善、非製造業DIはプラス39と3月調査比19ポイントの改善だった。

▽米国 
6月の雇用統計(日本時間2日21時30分)

 5月は失業率が5.5%と前月から0.1ポイント上昇。ただ、景気回復を背景に仕事を探そうとする人が増えて労働参加率が上がったことが要因とみられている。
景気動向を敏感に反映する非農業部門の雇用者数は前月に比べ28万人増と大きく改善。直近の3カ月を平均した雇用者数の伸びは安定した雇用回復の目安となる20万人台を維持した。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は米雇用の改善が向こう数カ月のデータ上でも確認できれば「確実に年内の利上げが可能になる」と指摘し、年内の利上げに前向きな姿勢を示しているだけに、6月も5月に引き続き雇用改善が示されるか注目される。

▽IPO ナガオカ(6239*J)がジャスダックに新規上場(29日)
 石油精製・石油化学プラント向け内部装置(スクリーン・インターナル)の製造・販売が主力事業。世界各地のプラント現場に製品を導入し、これまでに65カ国で納入実績がある。ほかに、取水用スクリーンや建築・土木分野の建設向け排水用スクリーンの製造・販売、取水した水から不要な成分を取り除く水処理装置「CHEMILES(ケミレス)」の設計・製造、既存ビジネスの技術をベースに日立造船(7004)と共同開発を進めている高速海底浸透取水システム「HiSIS(ハイシス)」の製品化にも注力している。

2015年6月期は売上高が前期比9%減の58億1200万円、純利益は38%増の2億1100万円を見込む。公開価格は1600円と仮条件(1440~1600円)上限で決まった。