光に溶ける瞬間
先日、バイクでETCデビューのため、テスト走行で富士川SA経由で富士ICを折り返して清水まで戻ってきたのですが、時間帯が日暮れの時間帯ということで、富士川SAから、富士市街の夜景がきれいに見ることができました。往路、復路ともに、SAに入り、写真を撮ってきました。実際は写真で見る以上にきれいな夜景なんですけどね。就職して、バイクに乗るようになり、しばらくして、今度はそのバイクで、東京と愛知の実家を往復するようになってから、数え切れないくらい、目にした景色ではあるのですが、この場所は東名を走る中で、一番、夜景がきれいに見える場所だろうなと思います。前回、香咲弥須子さんの小説を紹介しましたが、その香咲さんも 「グッバイ!タンデムシート」の中で、ボーイフレンドのポルシェで富士の夜景を見るためだけに、東京から夜のドライブに出かけたということを書かれています。夜、富士川SAを通過し、緩やかな下り坂を走ると、富士市街の夜景が眼下に飛び込んで来て、やがて、先を行く乗用車などのテールランプが小さな光となって、富士市街の光の中に飛び込んでいく姿は、まるで、小さな光が大きな光の結晶に溶けていくような錯覚すら覚えます。そして、やがて、自分もその大きな光の結晶体に向かい、光の中に溶けていくということを想像すると、ちょっぴり、不思議というか、ロマンチックに思えるのです。ただ、ロマンチックな瞬間を過ぎていくと、また、東京までの長くてきつい道のりが待っているのですが・・・。そんな事を思い出しながら、久々に光に溶けながら、走ってきました。