東京モーターサイクルショー
先週の土曜、有明のビッグサイトで開催された、東京モーターサイクルショーに行ってまいりました。いやあ、でも、本当に、お台場といい、有明といい、昔の姿を知っている者としては、本当に立派になったなあと思います。それこそ、20年前は何もなく、同僚なんかは、夜、タクシーで、「有明まで!」と言ったら、「ええ!?ちょっと、お客さん、勘弁してくださいよ・・・。」と乗車拒否に遭うこともあったとか。その有明、お台場には、今、フジテレビがあり、ビッグサイトがあり、ゆりかもめが通り、マンションが立ち並び、次なる新都心の様相を呈しているわけであります。そんなことはさておき、モーターサイクルショー。蒲田で行われている頃というのは、国内メーカーが参加してはいるものの、東京モーターショーなんかに比べると、少々、物足りないという感があったのですが、去年、今年と出かけてみて、海外メーカーの出展も多くなり、かなり、力が入っているなあという感じがありました。ヤマハブースでは、ちょうど、#81をつけて、JSBに参戦するワイズギアレーシングの佐藤選手と、今季、監督に就任した、かつてのヤマハのエース、平忠彦監督のトークショーが行われていました。にひるな二枚目で売り出していた、かつてのヤマハのエースも饒舌になり、盛んに佐藤選手の引き立て役に回っていました。(それにしても、平さん・・・。やっぱり、オジサンになっちゃったかな・・・。)KTMのブースでは、かつてのモリワキのエース、元HRCで平選手と同時期に、GPに参戦した八代俊二氏による、KTMのニューマシン、1190RC8のインプレッションを含めたトークショーをしていました。そういえば、いつぞやの記事で、「今、本当に乗りたいと思うバイクが見当たらない・・・。」ということを書いたと思うのですが・・・・。今回のモーターサイクルショーでは、かなり、心動かされるバイクが何台か、ありました・・・。中でも、やはり、1190RC8。以前、記事でも紹介したと思いますが、実際に実車を見て、(KTMもなかなか、やるなあ)という印象でした。気になったのは、パイプフレームという点ですかね・・・。八代さんのインプレッションでも、その点について触れていました。八代さんは実際に、このRC8をスペインのロンダという街にあるプライベートサーキットで試乗されたとのことです。(現地にはパリ経由で入ったものの、パリでツナギなど、用具の入った荷物がなくなり、結局、ツナギ、ヘルメット等、すべての用具をKTMから借りたそうです。)プライベートサーキットとは言っても、かなり、立派なコースのようで、1周約5km以上もあったとか。そんな中、八代さんが乗ったRC8の印象というのは、やはり、非常に楽しいバイクだそうです。乗りやすく、楽しい。バイクからのインフォメーションが伝わりやすい。そんなようなことを盛んにおっしゃっておられたのですが、フレーム剛性については、剛性は強すぎてもダメだし、弱すぎてもダメ。そして、わかりやすく、現在、レースをしている、八代さんの友人のことを引き合いに出されていたのですが、友人が、あるフレーム剛性の強いマシンに乗ったときには、もっと、速く走れるかと思いきや、タイムは伸び悩みだったそうです。しかし、フレーム剛性のやや劣るマシンに乗ったときには、剛性の強いマシンよりも速いタイムを刻んでいたとのことでした。要は、いくら、車体が良くても、それを乗りこなせる人間でないと、車が生きて来ないということだそうで、そういうことからすると、RC8というのは、誰にでも、入っていきやすい車ではないのかとのことでした。まあ、KTMのブースでのトークですので、当然、RC8についての批判めいたコメントは言えるわけないのですが、とはいえ、そのコメントの中で、マシンの短所というものも示唆している部分があるわけでして、私なりに八代さんのコメントの深層の部分を分析してみたのですが・・・。とっつき易いバイクであるということは、正直、トップクラスのライダーには物足りなさを感じる部分が出てくるのではないのか。一般公道を走るレベルでは楽しいものの、次季に参戦を予定しているWSBレベルでは、このマシンでは物足りなさを感じることがあるのではなかろうか。最後の時間に、参加者との間で1つだけ質問を受け付けてくれることになり、男性からドゥカティとの比較を質問されたのですが、ドゥカティのマシン(名前は忘れました)を乗りこなすに当たっては、ライダーとして、かなりの技量を要求されるというコメントをされていました。とはいうものの、私みたいな凡人が乗っても、このRC8は、かなり、楽しめそうな印象を受けました。ちなみに、お値段の方ですが、約200万円ほどだそうです。そういえば、八代さんも久しぶりに拝見しましたが、若い頃の姿を知っている、うちの嫁いわく、「おじさんになったなあ・・・・。」だそうです。そう言うあんたも、十分、おばさんだよとは口が裂けても言えませんでした・・・。平さんといい、八代さんといい、やはり、20年以上の歳月を感じずにはいられませんでした。でも、こうして、いまなお、元気で、バイク関係の仕事をして、我々ファンの前に姿を見せてくれるというのは、本当に嬉しい限りです。ちなみに、もし、トークショーで時間があったら、八代さんにこんなことを質問したかったそうです。「今でも、宮城さんとは連絡をとりあっているんですか?」と。これは、聞かない方が正解だったのでしょうか・・・・。