最近の研修で感じることがあります。会話力が弱い人が増えてきたなと
自分のことや得意分野は揚々と話しますが、知らないことや興味のないことになると急にトーンダウンする。「話を合わせられない」ということでしょうか?
様々なツールにより情報の取り方も簡単になり、必要なコトと不必要なコトの取捨選択もスムーズになりました。
また苦労して面前での会話をする機会も少なくなってきていると思います。
友人とのコミュニケーションもLINEやDMが多く、電話での会話も少ないのが実情だと思います。
そこで大半の方は
「ああ、だから話す力が弱まっているのか」と思われるかもしれませんが、それは少し違います。
話すことから遠のくことで、会話力が弱まっているのではありません。会話しないことで聞く力、聞き取る力が弱まり結果、会話力が弱くなっているのが現状です。
この話「どういうこと?」という感じでしょうか?
これは「鶏が先か卵が先か」と同じ問かけになりますが、聞く力を鍛えるためには会話する機会を増やすことしか実はありません。仕事上の会話力はタメ口で話せる友人と鍛えられるわけでもなく、パブリックな場所で出会う人との初回コミュニケーションでしか訓練することはできません。
SNSで日本中の人とつながることはできましたが、情報収集力(実際は力ではない)はついてもビジネスコミュニケーションの力は残念ながら下がっていく一方だと思います。
「何を言っているのかわからない」 「意味わからん」
最近よく聞くことばですが、これは聞こうとしている姿ではなく「自分にわかるように話してくれ」という単なるわがままでしかないと思います。
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