東京都の街は、一人暮らしや二人暮らしの世帯であふれています。

やがて 地方もそれに近い状況になると考えられます。

家を持つことの意味は少しずつ変わり、住宅業界は難しい時代に差し掛かっているかもしれません。

 

それでも、私は家を売ることをやめてはいけないと思います。なぜなら、どんなに世界が広がっても、人の心の奥には、ひとつの場所に腰を落ち着け、そこで暮らしを育みたいという想いがあるからです。

 

新築の家の香り、木のぬくもり、窓から差し込む柔らかな光――そんな小さな感覚が、心をじんわり温めてくれる。家は単なる箱ではなく、家族の笑い声や涙、日々の小さな奇跡をそっと刻む場所なのです。

 

小さな子どもが走り回ったリビング、朝のキッチンで重ねた「おはよう」の声、家族で囲んだ食卓――やがて子どもは大きくなり家を出ていくけれど、家のあちこちには思い出の欠片が残ります。その場所に触れるたび、忘れていた親の愛や温もりが、胸の奥にそっとよみがえる。

 

私が家を売るとき、それは単に建物を渡すことではありません。その家で紡がれる未来の記憶を、そっと手渡すような仕事なのです。新しい家で生まれる笑顔や涙、日々の小さな物語を想像すると、心があたたかくなります。

 

家は、人と人をつなぐ魔法のような場所。暮らしの一瞬一瞬が、やがて宝物になる。私は、その宝物を届けることができる仕事が住宅営業だと信じています。

 

著書:「住宅営業は家を売るな!」

Amazon

         https://www.amazon.co.jp/dp/490956652X

 

  

楽天ブックス

     https://books.rakuten.co.jp/rb/17107789/?variantId=17107789

 

より好評発売中!