先日、大規模なホームセンターを訪れた際のことです。

中年の女性店員に「麻の布はありますか?麻袋などの製品でも構いませんが」と尋ねたところ、彼女はやや嫌そうに(あくまで印象ですが)「布ですか?反物は扱っていませんが、カーテンなどの製品であればございます」と返答しました。心の中で「麻のカーテンなどあるのだろうか?」と疑問に思いつつ、「それでは製品で構わないので、見せていただけますか?」と伝えました。しかし、予想通り、そのような商品はありませんでした。

「申し訳ございません、ございませんね」と言われ、店員はすぐに立ち去りました。

他の商品も購入予定だったため、店内を見て回り、思いつきで別の店員に尋ねてみたところ、結果的に麻袋を見つけることができました。

大型ホームセンターで、長年正社員として働いていれば、商品の配置を把握していると思いますが、最初に声をかけた店員は、耳につけたインカムで確認することもなく自分の判断で答えました。一方、二度目に尋ねた店員は、まず私の話を聞き、インカムで他の店員に問い合わせ、私の要望に応えてくれました。

接客と顧客対応の違いは明らかで、おそらくどちらも同じくらいの年齢の女性で、パートタイマーだと思われますが、対応には天と地ほどの差がありました。

パートタイマーも正社員も、顧客にとっては店の顔です。

仕事を軽視してはならないと思います。店頭に立つ以上、適切な接客ができない場合(気分が乗らない、イライラしているなど)、自ら裏方に回るべきだと考えます。