出張や旅行で飛行機に乗る機会が増えると、着陸時の振動が気になる時があります。

スムーズな着陸だと「ああ 今日の機長さんはうまいなあ」なんて思います。

人が運転する車に乗った時もブレーキの踏み方が荒いと「酔いそうな運転だなあ」と思います。

おそらく乗り心地を左右するのは動いている時ではなく、止まる時のうまさだと思います。

 

この止まるという行為は、営業活動や事業活動でも大切な判断になります。

クレームになったり失注する物件は突然発生するわけではありません。商談過程に「予兆」や「気配」があり、そうなってしまうのです。

そんな時に「止まる」言い換えるならば「考えなおす」「再考する」という決断が大切になります。

人間はスムーズに進んでいる時(本人がそう思っているだけで実際はそうでない場合もあります)に立ち止まるという行為へはなかなか決断できません。

 

ビジネスの世界で営業活動や事業活動がうまく行っている方々は、すべて順調に進んで契約になったり、売り上げを上げ続けているわけではないと思います。

 

おそらく小さな「立ち止まり」を繰り返しながら、周りから見るとわからないような検証をしながら進めているからこそ トラブルや倒産という憂き目にあわないのだと思います。

「走り出したら止まらない!」では危なっかしくて仕方ないのです。

 

それはまるで上手いドライバーやパイロットがブレーキを踏んだことに同乗者(顧客)が気づかないように減速して停止(着陸)するように、コントロールしていることと同じかもしれません。

 

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