「AIに営業職も仕事をとられてしまうのですか?」

ある研修の時に 参加者から聞かれたことがあります。

 

部分的には接客対応という仕事はとられるかもしれません。今や支払いのやり取りは機械を導入するお店も増えました。事前にネットに情報やメニューを記載したり、オーダーもできるようになり、以前のように来店して初めてメニューや商品を見るケースも減りつつあります。

いずれ どの業種もAIがかなりの接客対応を賄ってくれる存在になると思います。

 

ただAI接客ツールが 進化してどんなに素晴らしい対応をしても、また的を得た回答をしてくれたとしても顧客は「感心」はしても「感動」はしないと思います。

それはなぜでしょうか?

それは「人となり」「感情」が伝わらないからです。一般的に初対面の人からどんなにいい情報を聞いても、スムーズには入ってきません。それは警戒心や猜疑心が働くからです。コミュニケーションは「人となり」・・・なんとなく「こんな人だなあ」と思って好感か疑似信頼を持つようになって初めて意見や提案が心に入ってくるようになります。日本人の場合は特に・・・

 

人は感情動物です。接客のワンシーンで感動するのは、優しさや「そこまで考えてくれていたのか」という気持ちは「人」のこころからこころへ伝わるものでしょう。姿かたちが見えない機械的な先入観がつきまとうAIからは残念ながらぬくもりや優しさは伝わらないようになっています。

 

でも いつの日か 姿かたちが「人」と変わらない温もりを持つAIが出現したときには、営業や 接客業は必要なくなるかもしれません。

なぜなら彼らは感情を荒げたり、ふてくされたり 愛想悪かったり、接客対応でミスは しませんから…

 

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