ひとつの幕が降りた日 | 心のままに♡

心のままに♡

人に優しく
自分にはもっとやさしく♡

何もしなくていいんだ。
すべてはいいように動いてる。

母の高齢者住宅を

引き払いました。



8年と半年

母は頑張って生きてました。



最後の2年半は

妹と交代で買い物や掃除を

してきて



ようやくお役御免!

と、なったのです。




まだ使えそうな

真新しい家具も

全て持っていってもらいます。




母の形見のようなものもなく

(母、まだ生きてます)

唯一、古いアルバムだけ

妹と分けて持って帰りました。




業者さんが帰って

ガラーンとした部屋




「ようやく終わったね」

と、妹と呟く




ここに居た時の母は

幸せだったのだろうか?



母が食堂でお昼を

食べている間に


冷蔵庫に買ったものを

しまい

掃除を済ませ



母が部屋に戻ってきたら

じゃあね👋🏻



と、帰る




ほんとうは

ゆっくりお茶でも飲みながら

話たかったのかしら?



でも

母はいつも


あなたも忙しいのだから

早く帰らないと


お昼も食べてないでしょ


と、せき立てる




ほんとうは

どうしたかったのかな?




誰もいない

部屋の鍵を締めて




ひとつの幕が

降りた気がした。




駅からの帰り道

いろいろな思いが

駆けめぐり



こんなとき

駅からの道のりが

長くて良かった


と、思う。






歩く行為というのは

思考を整理して

切り替えるのに

ぴったりだなぁ



なんて

今さらながら

思うのだ。