母の高齢者住宅を
引き払いました。
8年と半年
母は頑張って生きてました。
最後の2年半は
妹と交代で買い物や掃除を
してきて
ようやくお役御免!
と、なったのです。
まだ使えそうな
真新しい家具も
全て持っていってもらいます。
母の形見のようなものもなく
(母、まだ生きてます)
唯一、古いアルバムだけ
妹と分けて持って帰りました。
業者さんが帰って
ガラーンとした部屋
「ようやく終わったね」
と、妹と呟く
ここに居た時の母は
幸せだったのだろうか?
母が食堂でお昼を
食べている間に
冷蔵庫に買ったものを
しまい
掃除を済ませ
母が部屋に戻ってきたら
じゃあね👋🏻
と、帰る
ほんとうは
ゆっくりお茶でも飲みながら
話たかったのかしら?
でも
母はいつも
あなたも忙しいのだから
早く帰らないと
お昼も食べてないでしょ
と、せき立てる
ほんとうは
どうしたかったのかな?
誰もいない
部屋の鍵を締めて
ひとつの幕が
降りた気がした。
駅からの帰り道
いろいろな思いが
駆けめぐり
こんなとき
駅からの道のりが
長くて良かった
と、思う。
歩く行為というのは
思考を整理して
切り替えるのに
ぴったりだなぁ
なんて
今さらながら
思うのだ。