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03_砂漠ノ航路


03_砂漠ノ航路


埋まってますやん。




さて、この曲は非常に新しい試みだなあとデモを聞いたときに
グッときたお気に入りの1曲です。
独特の流れがあり、さらに独特の楽器が国籍すら飛ばす。
私のイメージですが、タイトルの「砂漠」はまさにぴったり、
サラサラ乾いていく感じがとても気に入っています。



ということで、グッとくるには
ド頭で掴まなければ。という闘志に火がつきまして
初めて若干暴力的ワードを作詞で使わせていただきました。
実は今まで沢山の曲を書いてきましたが、
一度もそういったワードを使ったことがなかったのです。
この曲のためにとっておいたのかもしれない、と思うくらいハマりましたので。

インパクトが出ていれば、作詞者として光栄です。



で、さらにインパクトを出す為
埋まってもらいました。かわいそう

この曲は、2つの解釈でかかせていただきました。




<心の話>
この曲の主体を「心」として読んでください。
あなた、という誰かによって消された心が
街の喧騒からきえて、身体を抜けて、どこか遠いところに消えてしまう。
砂漠とは、何もない、乾いた、誰もこない場所の意味で
いつかその砂のように消えてしまう前に・・・

という雰囲気でもお楽しみいただけます。




<ガチVer>
以下、私は実際こちらで書かせていただきましたが物語風に。

20××年某日
ある荒んだ街から一人の若者が消えた。
よくあることである。この街では誰が消えても不思議ではない。そういう街だ。
それだけの覚悟がなければ、この街に立ち入ってはいけない。
ありとあらゆる犯罪は公に出なければ犯罪ではない。
そういうものだ。見つからなければいい。そういうことだ。

追い詰められたのは高い高いビルの上。
残された道はふわりと飛ぶしか、その若者にはなかった。

気が付けば砂漠の下。
砂漠の砂の下で、見える空は美しい。
さえぎるもののない空は、その荒んだ街では見ることはまず出来ない。

砂漠ノ航路。
無音の砂漠の下に潜む闇の物語。




ということで、闇の世界の末路を
あんまりドロドロしない感じで書いてみたのですが・・・
軽くブラックさを感じていただけたなら本望です。

もっとエグくやってもいいけど、さすがに自重!笑

02_CRIMSON

02_CRIMSON

テーマは「別れ」


さらに今回は臨場感を求め思い切り設定まで付けてみました。
此処まで私の中でストーリーが出来上がっている
曲が多いアルバムは初めてかもしれません。


以下、私の中のCRIMSON


出会って3年目。
色々な事があったがそれなりに幸せに
時間を共にしてきた男女。自然の摂理で恋をし、
この幸せが続けばいいと願っていた時期もあった。

しかし、いつしか
女と男の間には少しずつ違うものが見えてきた。
昔は二人の部屋のごとくあった女の部屋が
少しずつ、違う色を見せてくる。
なんとなく、違う気がする男の予感は、いつか確実なものにかわり、
最後訪れたその部屋には、誰かから貰ったであろう薔薇が窓辺に飾られている。




という感じです。
綺麗な言葉でなんとかまとめてみましたが
男の子がかわいそうですね。この女のこひどいと思う


01が女性の強さ美しさがテーマだったので、
02は今度は男性の純粋な気持ちをテーマに、
あまり恨み言、ドロドロしたもののない別れにしてみました。

それにしても先に彼女のほうが泣いているあたり
やっぱりこの女のこひどいと思う

それすらも責めず、自分に非があるのではとすら思う彼です。




ということで、この曲における理想郷は『過去』ですが
是非前に進んでもらいたいものですね。




あ、けして体験談ではないですので。笑

01_Nights of blood


『XANADU』は気が付けば
フェミニズムな視点の曲が多くなり(製作途中で)
これではいかんとそこに「不可思議」さを
足していった結果、なんとも謎多き子達が
完成したように思います。


さて、01_Nights of blood


まず、すみません、今歌詞カードをみて
見つけてしまったので修正をさせてください。

最後、「守られる」が「守られれる」になっております・・・
な、なんということだ・・・

申し訳ありませんが、こちらは「れ」がひとつ多いミスです;
御免なさい。正しくは「守られる」です。



気を取り直しまして、
この曲はTHE女性よ強くあれ、な曲ですね。
タイトルは黒瀬氏がつけて、作詞よりも前についていたものです。

Nightsとあったので、男性視点にしようか悩んだのですが
今回はジャケットも耽美な女性が表紙を飾りますし
あえて騎士らしい女性をテーマに書かせていただきました。


後付ではありますが、カチルさんに描いていただきました
表紙の女性もとても芯の強そうな雰囲気で
まさに!まさに!とひとり大満足しておりました。


気に入っているのは一番最後のブロック
「いつだって心は私の為 いつだって想いは誰かの為
強さと弱さ それすらも愛せるなら」
の所です。

自分だけの強さであってほしくはないので
こんな書き方をさせていただきました~