桃の節句 | 149歳 京都貸し物屋さんの新人日誌

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桃の節句とは


今に伝わるひな祭り

桃の節句に雛人形を飾ることは、


生まれた子どもが健康で優しい女性に無事に育つように子どもに災いが降りかからないように


という願いを込めた今に伝わる伝統的な行事です。

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時計歴史


平安時代

桃の節句(ひな祭り)の歴史は古く、日本においては平安時代にまで遡のぼることができます。

桃の節句の由来は、平安時代の貴族が薬草を摘み、その薬草で身体の穢れをお祓いして健康と厄除を願う「上巳の節句」が始まりとされています。


中国がルーツをもっておりそれをたどるとさらに古いのだとか。


のちに、平安時代で取り入れられたあと、ひな祭りの起源となっている「流し雛」が行われるようになり発展していきました。


流し雛とは


流し雛とは、自分に降りかかる災厄を身代りに引き受けさせ、川に流して不浄を祓うというもので、現在でも残っている地域もある。



室町時代

3月3日に定着。紙の雛人形ではなく、豪華なお雛さまを飾って宮中でお祝いが行われるようになる。



江戸時代



女の子の人形遊びである「ひいな遊び」と節句の儀式が結びつき、「ひな祭り」として全国に広まる。

3月3日のひな祭りの頃は桃の花が咲くころ。


桃には魔除けの力があると考えられていたことから「桃の節句」と呼ばれるようになりました。






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初節句

女の子が産まれてから初めての桃の節句に雛人形を飾り、家族の皆で健やかな成長と災厄よけを願ってお祝いをすること=「初節句」


最近では初節句行われることも少なくなってきたと聞きますが、大切な赤ちゃんの一生を守る大切な儀式です。


初節句には雛人形を飾り、お祝いの膳として桃の節句の料理を用意します。桃の節句の料理には、はまぐり、よもぎ、えび、はす、豆などをに縁起を担ぐ食材がたべられます。

これに加え、鯛やちらし寿司を食べます。

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菱餅


学校の給食に菱餅ゼリーなんかがでるとうれしくてたまらなかった小学生時代。

この三色の意味なんてまったく知りませんでした。


一般的には、白、の3色。

地方によって5色や7色の菱餅もあるそうで。


は魔除けの「桃」を意味し、は純潔の「雪」を意味しています。は健康の「草」を意味しているようです。



京都は菱餅のほかに「ひちぎり餅」がひな祭りのお菓子です。



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雛飾り


雛人形の飾り方は地方によって様々で、飾り方に決まりは特にない。

といのが結論です。


ただ京都では昔、雛段は御所の紫辰殿をモデルとし、

左近の桜、右近の橘で彩り、 男雛は(東または向かって右)、

女雛は(西または向かって左)に飾るのが昔ながら。

吉の方角を序列で表すと東、南、西、北ということでこの配置になったとか)


余談ですが日本建築の床の間の「床」も大体西か北(東向きか南向き)で作られているのです。