私が小3のとき、黒い犬と茶色い犬を母のパート仲間が連れてきた。姉とわたしで「茶色のほうがいい」と言った。
基本バカ犬で、なんとかお手とチャッピの腰をおさえておすわりをおぼえさせた。
家の近くの春木屋という蕎麦屋の前に干してあるかつお節か鯖節をむしゃむしゃと食べていた。
「いくぞ、チャッピ」というと、キバをむき出しにして「ガルルルル」と言った。
ほとんど毎日散歩したけど、2004年、ついに天国にめされる時が来た。
ちょうど、当時のウォークマンで、家で音楽を聴いていたら、「バタン」と音がして、その時チャッピの目は見えなくて、足も動かず、玄関にいたが、母が泣いていた。
100万かけた姉に電話で、「チャッピが死んじゃった」と言っていた。そのときちなみに、TMレボリュー0ョンの魔弾を聴いていたので、涙は出なかったが、夜、ふとんのなかで、走馬灯のようにチャッピとの思い出がよみがえり、涙が止まらなかった。
そのあと、父も母も「もう犬はいいよ、死んだときに悲しいから」と言った。
私にとって、チャッピは名犬なのだ。フラ0ダースの犬よりも。