アマチュア無線4級の試験に合格して、

無線従事者と開局の申請を同時にしました。

幸運にも関東総合通信局が通勤途中にあるので、申請書類を手渡しで提出しました。

開局はオンラインで申請しました。

1ヶ月後には、無線従事者と開局の免許状が来るようです。

私は何事も形から入るタイプです。

必要な機材を試験を受ける前に購入しました。

アンテナも予備のバッテリーもマイクも先に購入しました。

免許状が来るまでは電波を出せませんが、購入した無線機で無線の交信を聞いてみたくなりました。

そういえば中学生や高校生のときにはよくラジオを聞いていました。

その頃は深夜放送を聞きながら受験勉強をしていました。

オールナイトニッポンは毎日のように聴いていました。

城達也のジェットストリームは大好きでした。

ジェットストリームを聴きながら、将来は絶対に海外で仕事をしようと思っていました。

旺文社の大学受験ラジオ講座も聴いていました。

静岡に住んでいたので、ラジオ講座は短波放送で聞いていました。

放送は夜中だったのを覚えています。

久しぶりに無線機を使うことはドキドキします。

購入したのはハンディ機で操作は簡単なのですが、説明書を読んでもよく分かりません。

そこで、車を1時間走らせて、成田空港に行きました。

空港ならば必ず無線を使っています。

管制塔とパイロットの交信を聞きたいと思ったからです。

車の外に出て、周波数のダイヤルを回すと、交信がはっきり聞こえてきました。

女性の管制官が、出発する飛行機のパイロットにいろいろと指示を出しています。

ゾクゾクしてきました。

私は、子どもの頃はパイロットになりたくて、勉強を頑張っていました。

小学校の卒業文集には、将来の夢を「国際線のエアラインパイロット」と書きました。

その当時、ドラマで田宮二郎主演の「白い滑走路」を放映していました。

それを観てパイロットに憧れました。

スチュワーデス役の松坂慶子がとても美人で、日本航空のスチュワーデスはみんなこんな美人なのかと思っていました。

田舎に住んでいるとパイロットもスチュワーデスも会ったことがないので、本当に憧れの対象でした。

今から50年も前の話です。

高校3年生のときには、運輸省航空大学校を受験しました。

残念ながら不合格になってしまいましたが、何十年ぶりにその頃のことを思い出しました。

購入した無線機には航空無線の周波数が記録されていました。

日本中の空港の航空無線が聴けるようになっています。

自宅に帰ってから無線機のスイッチを入れると、自宅でも空を飛んでいる飛行機の無線の交信が聞こえることが分かりました。

どんな飛行機がどこを飛んでいるのかが分かるスマホの無料アプリがあります。

それを見ながら航空無線を聴くとワクワクします。

航空無線は聴くだけですが、実際に免許状が来たら、アマチュア無線をやっている人と交信したいと思います。