年末に入院することになり、少し早めに大掃除を始めました。
入院といっても、大腸のポリープを内視鏡で切除するためのものです。

10年前にラクナ梗塞を患って以来、血液をサラサラにする薬を飲み続けています。その関係もあり、手術後の経過観察のため、3日ほど入院することになりました。大事には至らないとはいえ、家を空けると思うと、やはり気持ちは落ち着きません。

戸建ての家に、次男と二人暮らし。人数の割に部屋数が多く、掃除は一度に終わりません。無理をせず、少しずつ手を付けています。

まずは二階の窓ふきとカーテンの洗濯から。
カーテンは半年に一度洗っていますが、それでも洗濯機の水を見ると驚かされます。目には見えなくても、確実に汚れは溜まっているのだと実感します。

雨戸のない窓ガラスは、想像以上に汚れていました。雑巾で拭くたびに黒くなり、ベランダの手すりも同じように真っ黒になります。外の空気や時間が、少しずつ家に積もっていたのでしょう。

最近、新しい掃除機を購入しました。
吸い取り口にライトが付いていて、床に落ちたゴミがはっきりと見えます。これまで使っていた掃除機では気づかなかった、小さなゴミがあちこちに落ちているのです。吸い取るたびに、ゴミを溜める部分はすぐにいっぱいになります。人が生活しているだけで、こんなにも多くのものがこぼれ落ちているのだと、改めて感じました。

振り返ると、仕事が忙しく、生活が不規則だった頃は、家も荒れていました。
今は断捨離を進め、本当に必要なものだけで暮らすようにしています。仕事が休みの日には、大掃除する。それが、今の私の日課です。

特に水回りは念入りに。
トイレ、流し、風呂場・・・。

一日の疲れや汚れを受け止めてくれる場所だからこそ、丁寧に向き合います。

家がきれいになると、不思議と心も軽くなります。

大掃除は、まだまだ続きます。