朝ごはんを車中メシですませ、そろそろ帰ろうかとエンジンをかけたところ、事件は起こった。
エンジンがかからない。キュキュキュ。
何だ?バッテリー?2年に一回くらいは替えないと突然かからなくなることもあるよと聞いていたので、車検の度に替えていたとは思うけど、前回はどうだったかな?多分替えていたはずだけど。
昔よくバッテリーの問題でエンジンがかからないことを何回か経験した。何年かクルマを乗るうちに、エアコンをオンのままでエンジンを切り、エンジンをかけた途端にエアコンがつくようにしているとバッテリーにかなりの負担があることに気付いた。
だからそれ以降はエンジンを切る前に必ずエアコンをOFFにする癖をつけた。
えっ?それでも?
いざという時の為にバッテリーを繋ぐコードは常に持っている。しかしこの感じ、ネットで調べてみてもどうやら違うようだ。
これはいよいよ、保険会社に相談だな。
実は年末の更新の際に長年入っていたチューリッヒから職場の組合の自動車共済に乗り換えた。それまで、これ以上安いところはないだろうと思っていたが、職場の組合の自動車共済はさらにさらに安かった。
逆に不安。値段が安かったからなぁ、サービスはいかがなものかな、と。
三連休の最終日の祝日でしたので、結構こう言った依頼は多くて忙しいんじゃないだろうかと恐縮気味に電話したら、意外にもしっかりと対応してくれて、1時間ほどかかるかもしれないと言ってたロードサービスの到着も20分ほどできてくれた。
綺麗な業務用軽バン。清潔感のある整備員さん。昔のような薄汚れた整備士ではない。すごいな。
簡素に、でも爽やかに挨拶を済ませると早速作業にかかる。バッテリーの容量を測る。「バッテリーの容量は問題なくありますね。」やはりそうか。単純なバッテリー上がりではなかった。
で、考えられるのは『プラグかぶり』。これまで、この『プラグかぶり』になったことがなかったので、知らなかったが、冷え切った時期に一度エンジンをかけ、すぐエンジンを切ってしまうとこの現象になりやすいと。そう言えば、朝、車内でお湯を沸かす時、念のためエンジンを少しかけ、ドアを少し開け、すぐにエンジンを切ったっけ。
「まさにそれだ!」
安い保険のロードサービスだったので、ひょっとして費用がかかるかなぁと心配しましたが、なんと無料でした。
作業終了時には、お水とウェットティッシュのサービス。素晴らしいお気遣いでした。そして最初に電話してから1時間後には作業終了していました。
あまりにも感動したので、この後、この道の駅の名物グルメの『瀬戸焼きそばと半チャーハンセット』をいただいて、この旅は終了となりました。
みなさん、寒い時期の『プラグかぶり』には気をつけましょうね。
おわり