前話はこちら

 

 

2024年の大河ドラマが平安時代と聞いて、


「武士も大名も出てこないし、呪い呪われることはあっても血生臭くはないだろう。見目麗しい衣装が見られるだろう」


なーーーんて思ってました。

オリキャラの直秀が出た時に


「物語終盤になっても若々しくて、主人公を思っていて、さりげなくサポートしてくれて、物語を縦横無尽に駆け巡るのだろう」


と思ってました。


もう、行き先が「鳥辺野」と聞いた瞬間全身が硬直しました。

前回から鳥かごが出てたのは、まひろが亡き母への無念と道兼への恨みを昇華していくことへの暗喩だとばかり思っていました。


道長辛すぎる。瞳が左右にちらつき後悔を上手く表現されておりました。

自分が検非違使に心付けなどしなければ直秀たちは命まで取られなかった。

検非違使たちの立場を分かってるようで、分かってなかった。

右大臣家の三男という立場も、分かってるようで分かってなかった。

家族すら信じられない中で、直秀とまひろは心許せたのに、自分の行為が死に追いやってしまったのは辛すぎる。

これでまひろへは執着を強くするだろうなぁ。


先週「兼家パパンは絶対仮病」とか、「道兼は自分で痛めつけてる」とか思ってて、

まあ当たってましたし、

兼家の「これより力の全てを懸けて 帝を玉座より引き下ろし奉る」という不遜極まりない物言いにもいつもならツッコミ入れるのですが、

そんな気分になれない。

道兼が嬉しそうに兄と弟にマウントとってても「アッソウ」という目で見つめる私。


直秀...お前、実は貴族の息子とか孫とか裏設定なかったん?

まだまだ活躍してくれるんじゃなかったん?

まひろが好きで夜中フクロウの真似して色々世話焼いてくれてたやん。あれなんで?

何も言わずに物語から退場させるなんて、脚本家様、どれだけ視聴者(私)の心に爪を立ててゆくのですか。

いやもう来週も観るよ!残された道長とまひろがどうなるのか見届けるよ!(誰だよお前)