前話はこちら
女御様がみまかられたという衝撃の事実。
清明怖いわーこの頃には友の源博雅はもういないのね。

でもそれで気に病む兼家様ってどーなの。
要はオーバーキルしすぎだといさめてたけど、
そもそも天皇の皇子(皇女)を害し奉ろうとすることがそもそも非道なわけで。

そして今回笑ってしまったのが、
右大臣家と離れなければと考えたまひろが、「おかしきこと」を考えた挙句、

右大臣家を盛大に煽りdisする

物語を書いたことです。もうちょいこう、オブラートに包まないと...。
狐に猿に、もろやん...と思っていたら、やっぱり取り締まられてたし。
この辺反省して後に「源氏物語」に繋げていくのでしょうか。
リアルとフィクションの配合は難しいよね。

そして疑問なのですが、直秀はあんな直ぐに貴族のスポーツに慣れるもんなの?
そりゃ運動神経は抜群だろうけど。
元々は尊い家の生まれで何らかの理由で今の立場になって、体制を揶揄してるとか?

そして今回はまひろも聞いてしまった「雨夜の品定め」がもう残酷で。
だって、桔梗(清少納言)は名前呼びされてて、まひろは終始「為時の娘」呼びですからね。
認識されないのは辛い。
そして身分が低すぎる、我々は身分の高い娘を嫡妻にして、好きなおなごのところへ通う...と、
「花より男子」のF4もそんなようなこと言ってたよな...と思い出しました。
道長は「入内してもろくな事ない」と言ってましたが、
それをまひろは知らず、道長もまた同じ考えだと思ってしまう
それを道長は知らず。
まひろは雨の中逃げ出し、直秀はそれを見ている。
その直秀の腕に傷があることに道長は気づき、自分が矢で射った相手が目の前にいることに気づく。
この一連の流れがあの小麻呂からきており、あのニャンコ恐るべし...じゃなくて。
いやそれもそうなんだけど。
男女の永遠のテーマとも思える恋愛のすれ違い、ボタンの掛け違いがシームレスに流れていて、
切なく美しい絵巻物のようなシーンに思います。

来週は兼家パパンに老いがみえ、道隆兄が崇徳上皇ばりに闇属性を獲得していきそうです。
そして結局4人の娘を入内させることとなる道長の心の変遷が改めて気になるのでした。