始まりましたね、光る君へ。
平安時代の魑魅魍魎が跋扈する時代、安倍晴明も活躍されておりました。
第1話は登場人物の顔見せand時代背景説明ではありましたが、
ラストに主人公の母親が無残にも刺殺されるという衝撃展開でした。
道兼役の玉置玲央さんはNHKの他のドラマにも出ていらして、その度に全然雰囲気が違うので毎回ビックリします。
本当に同じ人かなと思います。
大奥の時とは違ってコンプレックスを抱えた暴君って感じでしたね。
藤原北家の鎌倉殿も真っ青なボッコボコの戦いが楽しみだななんて思ってたんですけれども、(お前は鬼か)
実際のところは源氏物語をまひろが創作するにあたって色んなモチーフが登場してきて、なんというのでしょう、
綾辻行人で言う暗黒館の殺人を読んでいるような気持ちになりました(伝わる?)
一話では鳥を逃がしてしまったまひろの話、第2話では代筆の中で夕顔の花の話が出てきたり。
これからもたくさん源氏物語のモチーフになるものが出てくるのでしょう。
あと、まひろと三郎がなかなかにすれ違うのがもどかしい。
昭和のドラマは携帯電話もなくて、こんな感じだったんだろうな。
待ち合わせしたらもうそこに行くしかない、変更をしてしようと思っても連絡するすべがない。
今のLINEを当たり前のように使っている人達からすれば違和感でしかないと思うけれども、だからこその情緒が生まれるのだなと思いました。
あとは登場人物について。
まひろは、花子の前世か?という感じの文学少女笑
ちやははちょっといい母親すぎるかなという気もしないでもないです。国仲涼子さんの頬が少しこけていたのが貧乏さを表していてリアル。
為時さんは自分のプライドの高さと父親としての情と男としての悔しさがないまぜになっており、人物像に厚みが出ていたなと思います。
三郎が回を進むにつれて小四郎みたいに冷酷な権力者になるのかなと思うとちょっと怖いですね。
まあなるんだけどさ。定子とかにさ。彰子にいさめられて欲しいわー。
私何故かこの物語が始まると聞いた時、源氏物語を得作中作としてやるのかなと思っていて、
あまり紫式部そのものの話はしないのかなと勝手に思い込んでいたのです。
今回見る限りしっかり紫式部の人生を追う感じですよね。
源氏物語の中身の説明の中で光源氏役の方や紫の上役の方が出てくるといいなぁと思うし、眼福ものだと楽しみです。
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