PMF2022、私にとって最初の演奏会はPMFベルリンコンサートでした!


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の主席奏者による室内楽やソロを聴くことが出来るレアで贅沢な演奏会です。



満席の温かいお客様の中、私が参加させていただいたのは3曲。


ほぼ毎回ご一緒させていただいているトランペット奏者のタマーシュ・ヴェレンツェイ氏とはテレマン作曲英雄的音楽。


アイコンタクトを大事にしてくださるタマーシュさん、演奏時はいつもピアノと対面スタイルです😆(客席は写真右側になります。)



©︎PMF組織委員会
公式ホームページよりお借りしました。写真は今年ではなく2016年のもの、懐かしい!



合わせ中もいつも意見を聞いてくださったり、「ひゃー、ピッコロトランペット難しい!」などと仰りながらも安定の美音だったり(笑)


今回は普通のトランペットより二回りほど小さい、可愛らしいピッコロトランペットでの演奏でした!



謙虚で優しい、タマーシュさんのお人柄と音色のファンです💕


日本で指導されていた時期もあり大の日本贔屓なのだとか♪





今回初めて共演させていただいたトロンボーン奏者のオラフ・オット氏とはサン=サーンス作曲カヴァティーナを。



レパートリーが非常に限られているトロンボーン。別の楽器のために書かれた曲を演奏することも少なくありません。


曲数に関しては、ピアニストを前にするとしばしば自虐的になるトロンボーン奏者たち(笑)


「誰もが知っている作曲家が書いてくれた曲は貴重なんだよ〜」とオラフさん。

サン=サーンスがトロンボーンとピアノのために曲を書いていたこと、私は初めて知りました💦



オラフさんはドイツの方ですが、私がフランス語も話すことが分かると、それ以降会話は英語からフランス語に。


「なぜフランス語も流暢に話されるんですか!?」


「毎年のようにね〜家族とバカンスで大好きな南仏に訪れているうちに覚えたんだよ〜」


凄すぎます😂




ちなみに先ほどからオラフさんの発言は語尾伸ばしめで翻訳していますが(笑)、日本語に直すとしたらこんな感じの、リラックスした方なんです。凄い方ほど気さくなんですよね




そしてお二人のソロの伴奏の後は、アメリカの近代作曲家ボウルズ作曲道化芝居のための音楽。


クラリネット、トランペット、ドラムス、ピアノという面白い編成です。


前述のタマーシュさんに加え、クラリネットのアレクサンダー・バーダー氏、パーカッションのフランツ・シンドルベック氏とのアンサンブル。



タイトル通り、遊び心や冗談が随所に散りばめられ、弾いていてとても楽しい曲でした!



曲中には、パーカッションの一つとして「牛乳瓶」が登場します😆


練習中、横たわる瓶を写真に撮り始めるメンバー達に便乗して私も。



太鼓の上にバサっとかけてあるのはパーカッション奏者フランツさんのボーダーTシャツ。この部屋では響き過ぎる太鼓に、ミュートとして使っていました🤣臨機応変!



例の牛乳瓶、本番ではステマネさんが工夫してくださりこのようになりました♪トライアングル同様に吊るされシュールな図に。



演奏者の「困った」「こうしたら演奏し易くなる」をなんでも解決してくださるステマネさん達、演奏会の隠れヒーローだと思っています。



PMF公式インスタグラム担当のnaoさん、お写真ありがとうございます♪


左から、トロンボーンのオラフ・オット氏、私、パーカッションのフランツ・シンドルベック氏。


3年ぶりに憧れのスーパープレイヤー達とご一緒させていただき、この上ない幸せでした!





2019年のPMFベルリンコンサートの記事はこちら♪