asphaltive boiled noise -7ページ目

キャッキャキャッキャ

「最大の反対は?」

「スタイル!」

「感性の反対は?」

「流刑!」

「象徴の反対は?」

「語呂合わせ!」

「近代の反対は?」

「目隠し!」

「竜にも昇る気分!」

「天でダメだね!」

「海草を回想!そして買いそう!」

「ビタミンが不足するよ!」

「アッサム地方の寒さ!」

「サミュエル・ジャクソン・フレデリカ!!」


マッシュルームの広さ

「ここから先は難所ですから」

「ですから、何?」

「や、気をつけたほうがいいですよ?」

「大丈夫、今までも気をつけてたから」

「でも、ここからは今までとは違うから…」

「私にとってはどこも難所!!」

「!いつも通っている私とは感覚が違うのか!」

「そういうことって多いよね」

「知らぬうちに思い込んでた、常識、前提…」

「半径、桟橋、マッシュルーム…」

「賃貸の間取りでありそう!」

「8畳のマッシュルームです」

「風呂トイレ別ですか?」

「え、キノコの中ですよ?」


音にマカセテ

「採寸の最新?」

「最新の採寸?」

「細心の採寸?」

「最新の細芯?」

「砕身の再審?」

「再診の砕身?」

「最新の最深?」

「細心の最深?」

「安心の奸臣?」

「感心な半身?」

「来賓の三振?」

「肝腎の関心?」

「飛ぶ鳥が竜を食らうよ?」

「そんな季節だってある!!」


回ることと舞うことと

「原因は何だったんだ?」

「罪悪感?」

「そんな不確かなもので!?」

「不確かこそ確か、ですよ」

「?どういう意味だ?」

「確かなものなんてないってこと、確かでしょ?」

「だからと言って、不確かが確かでもないだろう?」

「あんまり考えなくてもいいことですかね?」

「まあ、ベルは鳴り続けるわけだし」

「うちらに出来ることはベルを聞くことだけですしね」

「ああ、ベルを鳴らす側には回れない」

「もし、回れるとしたら?」

「もう回れないよ、後は舞うだけだ」

「舞うのも楽しいものですよ、きっと」


パズルな生活

「要は組み合わせだね」

「用はないのに?」

「そうは問屋が卸さない!」

「こうは考えられない?」

「洋の東西を問わず!」

「香は必要ない?」

「銅は考えられない!」

「法はないのに?」

「催眠で快眠!」

「安眠で催眠!」

「犯人で堪忍!」

「サイパンで審判!」

「組み合わせだよ、枠の中の出来事」

「タジログカタログ、クツログログハウス!」


犯行予告に刺身

「犯人はここで魚を焼いていたのです!」

「犯人は煮魚派だよ?」

「犯人のこと知ってるの!?」

「そりゃ、連日テレビで言ってるからね」

「煮魚派って!?」

「一番好きなのはヒラメだって」

「うむ、まあ確かに美味いが…」

「あんた犯人のこと何にも知らないんじゃないの?」

「そんなはずはない!!」

「じゃあ知ってること言ってみなよ」

「えと、まず人間だろ…」

「犬かもよ?」

「いや人間だろ!?煮魚好きなんでしょ!?」

「じゃあ猫かもよ?」

吐き気とスープ

「ジョセフ、君は驚いた時に動きを止めたり、あるいは声を上げたり、皿を割ったりはしないのか?気分じゃなくて?気分が乗らないからとかじゃなくて?」


ハウプトスプリンガーはジョセフにそう訊ねながら、自分自身が気分良くなっているのを感じていた。何だろうこれ?何だか楽しげ、あるいは儚げ?楽しい時間はすぐに過ぎるって言うけど、今これ楽しい時間?気分が良くて、吐き気?何で吐き気?楽しすぎて吐き気?


ジョセフはジョセフで吐き気を感じていた。どうやら思っていたより激しく走り回っていたらしい。追い風に気付かず自転車で颯爽と駆けて、帰りの向かい風のハガユイコト!!ジョセフはハウプトスプリンガーを見ていると吐き気を余計に感じたので、郊外の一軒家を思い浮かべてみた。


「どうしたのジョセフ吐きそうな顔をして。ほら、温かいスープだよ。早く飲みなさい」


外の厳しい陽射しに比べ一軒家の中は思いのほか涼しく、中にいたおかみさんがスープを差し出してくれた。だが、温かいスープが吐き気を抑えるとはジョセフには思えず、吐き気はますます強くなっていった。ジョセフは外に出て吐こうと思ったが、おかみさんは外に出ることを許してくれず、ジョセフはスープを飲むしかなかった。


温かいスープがのどを通り過ぎていく間、ジョセフは泣き出しそうなのを堪えるのに必死だった。ジョセフにはスープが全ての素に思えて仕方がなかった。吐き気も涙も、スープによって作られ、そしてスープによって抑えられていくのだ。そんなスープを体内に流し込む自分。吐き気の素が吐き気を抑え、涙の素が涙を抑え、吐いたほうがましだ、ジョセフはそう思った。吐き気より吐けないことのほうが辛い。


「どうしたの二人とも、吐きそうな顔をして」


声のするほうにはギジンカが立っていた。彼女は温かいスープを持っていそうな顔をしていた。

チャリティーヒューズ

「ガスストーブが欲しい!」

「定価で売ってあげるよ」

「原価がいい!!」

「利益がないじゃないか!!」

「私に売れたという利益?」

「そんな存在でもないでしょ?」

「それはあなたが決めることじゃない!!」

「あなたが決めることでもない!!」

「孤高の天才とか言って、評価されたらダメじゃないか!!」

「誰も理解できないから孤高じゃないの?」

「誰も理解できないから奇才じゃないの?」

「じゃあ奇才と一般人の違いって何?」

「理解できないのに評価されるってどういうこと?」

「理解できないのに受け入れられるってどういうこと?」


化石発掘・勝訴と暗黙

「黙ってたら分かんないでしょ!?」

「黙ってても分かるようにならなきゃ」

「何その態度!!早くしないとピザが冷めちゃう!!」

「え、ピザあるの!?早く言ってよ!!」

「こっちのセリフよ!!早く言いなさい!!」

「先にピザ食べようよ!冷めちゃう!」

「食べたら言わないでしょ!」

「言うよ!元気が出て関係ないことまで言っちゃうよ!」

「関係ないことは言わなくていいの!」

「じゃあ言わないから!早くピザを!」

「ないわよピザなんて!」

「え?どういうこと?」

「…」

「黙ってたら分かんないよ!何でピザないの!?」


居る前に彷徨う

「ジグソーパズルある?」

「ないけど、どうするの?」

「あれをかぶって寝ると良く眠れるから」

「ガサガサしない?」

「平気だよ?電気つけないもの」

「いや、電気がどうとかじゃなくて…」

「ああ、毛布か!」

「毛布がどうかしたの?」

「ジグソーが上か、毛布が上か気になるんでしょ?」

「全然気にならない!」

「でも知りたいんでしょ?」

「全然知りたくない!」

「毛布は繊維でしょ?で、ジグソーは繊細なんよ!」

「どうでもいいし意味も分からない!!」