スクリューの刺し傷
「毘沙門天にはあいさつしたの?」
「明日朝でいい?」
「よくないよ!!帰っちゃうよ?」
「え、誰が?」
「まあそれはなんとも言えないけど…」
「え、毘沙門天が帰るんじゃないの?」
「え、ソウナノ?帰っちゃうの?」
「そんな流れじゃなかった?」
「それは毘沙門天に聞かなきゃなんとも…」
「じゃあ明日朝でいいでしょ?」
「うん、いいかも…」
「あれ、さっきはなんかダメだったんじゃないの?」
「は!?ごめんちょっと寝てた!?」
「え、今の寝言?」
アスファルトからの熱
「日差しがすごいねえ」
「ね!ビルだって溶けそうな!」
「あ、向こうで溶けてたよ?」
「ほんとに!?言ってみるもんだねえ」
「言ったから溶けたわけじゃないよ?」
「ほんとに!?いつ固まるかなあ」
「ビルって夜行性なんだよ?」
「ソウナノ?昼間はじっとしてる?」
「ほら、中に人がいるでしょ?」
「夜だっているんじゃない?」
「あのね、いないことになってるの」
「なってる?」
「ビルにはそう伝えてあるから、あとはあなた次第!!」
「え、どういうこと?」
スプレーの冷却範囲
「ガソリンを飲むように!」
「息をつかせない!」
「きらりひかるはサイダーパウダー!」
「列を成して!」
「砂漠の彩り!」
「七色!七色!」
「グラデーションの中の怪物!」
「吐く息と炎で!」
「さっぱりして、雪さえ触る!」
「氷の彩り!」
「ビル風が全てを飲み込んで!」
「殺風景なのに飽きない!」
「ガソリンはまだ残っている!」
「ビルの屋上だって走って行ける!」
デザインのソーダ水
「飲むと飲んだ気になるよ?」
「飲んだの?飲んでないの?」
「デザインされているからなんとも…」
「じゃあ先に飲んでみてよ!」
「あ、さっき飲んでみたよ?」
「今!ここで!」
「それも先にはさっき、そこでになるんだよ?」
「場所は変わんないでしょ!?」
「分かんないよ?」
「ベルだって成る、そんな場所?」
「もいで食べれば鐘の音!」
「洞窟みたい!」
「蛇やイルカや、サソリに水素」
「身を寄せ合って嘔吐!」
カテキンをアンニュイに溶かして
「シンプルな生活を心がけています」
「ベッドは自家製!」
「コーヒーにはアマルガムを」
「納戸には一升瓶!」
「空冷は使いませんの」
「足し算の光速!」
「ジェットは足元を照らし」
「ハイエットはリュー・シェルフィオノ!」
「あ、侵入者!」
「でも安心して!シンプルな生活だから!」
「何か盗られるだけ?でも命はあげられない!」
「火を放つの?燃えるものはあまりないけど」
「でも空気だけは無償で!」
「そして水だけは無償で!」
ダンデゾ!ダンデゾ!
「刀キズ要る?」
「必要ない!内視鏡の幻覚!」
「あれ、見たこともないって言ってる間に見たことあるに変わってく…」
「それは蛇だぞ!?」
「違う!ダンデだ!!」
「ダンデゾ!ダンデゾ!」
「窃盗する公衆の面前!」
「ダンデゾ!ダンデゾ!」
「発狂する報酬の面前!」
「トラキソ!トラキソ!」
「合唱する欧州の厳選!」
「トラキソ!トラキソ!」
「殺到する・卒倒する・葛藤するビルの屋上!!」
「放射状に洗礼!!」
竜をカレーに沈めて
「カレーは中毒性があるの?」
「何にでもあるさ、別腹ってね」
「香川県にも?」
「あるさ、大阪府にもある」
「栃木県は?」
「あるよ、フィンランドにもある」
「わあ、ワールドワイドだね!」
「グローバル・スタンダードさ!」
「カスピ海にもあるの?」
「カスピ海は…ない」
「ギリシャには?」
「ギリシャにもない」
「ペルシャは?」
「ないものはない!」
バックする現実の視界
「国内では条件反射!」
「隠そうとするまで理解は浮遊!」
「条件は飲めない!」
「美味しくないから!」
「半熟の限界、領空の限界!」
「戦わずして復帰!」
「空気の殺風景さに消去!」
「すぐに帰ってくるからの疑心!」
「挫折の甘味!」
「ちょっとはさっき!」
「殺気!デモ行進の暗躍!」
「パレードの上空!」
「朝顔の観察力!」
「ノイズがバチバチで線は火を吹く!」
ヒステリックテリブルジャスト
「だから!私は知らないって言ってるでしょ!?」
「知らないってね、何を?」
「だから知らないの!!」
「記憶ってものがね、ないの?」
「可哀相なくらいないの!!」
「ビルは風を吸うのに?」
「ビルも分からないの!!」
「ちょうどそこにあるじゃない?」
「ちょうどじゃないの!!」
「ん?」
「ちょうどなんてないの!いつも少しズレるの!!」
「私の見え方とか?」
「天気の予想とか!切り傷の治癒とか!」
「ヒステリックでテリブル。でもジャストじゃないね」
ハンガーノック・フラッシュバック
「来年の昨日は何曜日かな?」
「手帳見れば?」
「そんなんじゃなくて、暗算的にだよ!」
「暗算的に?」
「空で言えるっていうか、宙に浮いてる感じ?」
「宙に浮いてる、宇宙にいてる」
「ほんまやわ、いてるわ!」
「凍てつく鉄屑、山茶花賛歌」
「急に意識を失っても本人はノーミス!」
「ノーミス!周囲は慌てるけど!」
「焦って水をこぼしても、ノーミス!」
「ノーミス!ミスフライ返し!」
「今年度のミスフライ返しは、東京都にお住まいの…」
「紺粘土とか!雷粘土とか!」