エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤F型(1965年頃?) | 親子でたのしい!大人もたのしい!アソラボ

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エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤

エポック社の野球盤公式サイト「歴史資料館」があります。ここにも「ミスター・ジャイアンツ野球盤」は掲載されていて、自分もそれしかミスタージャイアンツの野球盤は知りませんでした。
つい最近、自分が知らないミスタージャイアンツ野球盤に出会ってしまったのがこれ!!

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤


F型の野球盤はミニ野球盤を除いたレギュラー野球盤の中では一番コンパクトなモデルで一辺が38cmです。
コンパクトな盤面にミスタージャイアンツが所狭しと大活躍!!

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤


ミスタージャイアンツは巨人軍の初代マスコットキャラ。長嶋茂雄の太い眉、王貞治の大きな目、川上哲治の太鼓腹がモチーフになったと言われているそうです。
自分のリアルタイムは「バットに乗った少年」ですね〜。

1965年頃の製品と思われます。正確には資料が無くわかりませんが、エポック社サイトに出ている「アトム野球盤F型」と仕様が同じ感じなのでそうかなと。

コンパクトな野球盤ですが、自分はこの野球盤すっごく大好きです!!
理由はですね。。。

盤面内に描かれた外野スタンド!!

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤


エポック社の野球盤って、基本的に盤面のフィールド内にホームランのポケットがあります。このF型もそうなんですが、盤面に観客を含むスタンドのイラストが描かれることで、平面が立体的に見えて臨場感がグーーーーーッンとアップ!!
しかもホームランポケットの位置がちゃんとスタンド内で、その他はグラウンド内。
別にこの野球盤だけがホームランポケットがこの位置というわけでなく、他と一緒なんですが、イラストが入ることでしっかりとその意味が出てくるんですね〜。

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤

↑これは同じF型のデザイン違い。

いやいや、これは素晴らしいです。
このデザインは秀逸です。
最初期の野球盤(野球盤2号機の過去記事)のとにかく美しいデザインとはまた違った良さがあります。

同じF型の野球盤で、違うデザインのものと並べてみました。
※並べたF型はまだ記事にしていないです。

エポック社のミスター・ジャイアンツ野球盤


同じサイズ・仕様なのに、デザインが違うとこんなに雰囲気が違います!!
右のF型はファールゾーンにのみ、俯瞰で見たリアルな選手イラストが描かれています。バックスクリーンの時計の時刻や選手の影を見るとデーゲームなのがわかります。
古い野球盤の時計の時刻ってそうなんですよ〜。
70年代に入ってからナイター時刻に時計の針も変わっていきます。
そんな部分からも時代が見えて面白いんですよ。

野球盤のコレクションって、世に出ていたものの数って限られてるはずなんですが、それでもたまにこうやって知らない野球盤が出てきたりするんですよね〜〜。