意欲作?! 珍品野球盤! ヨネザワのビッグエアロドーム (動画アリ) | 親子でたのしい!大人もたのしい!アソラボ

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野球盤愛なら全国10指には入るんじゃないか?と勝手に思っている坂PONです。
“野球盤好きなデザイナー”と縛りを強くしたら日本一と言えるんじゃないか?という気もします。な~の~に~・・・
アソラボ・ブログでこれまで記事にしたのってたったの4球場。
これから野球盤以外のゲームも含めて、コレクションをちょいちょい紹介していきます。

さて、今回はタイトルにある通り、数ある野球ゲームの中でも珍品に分類される野球盤、ヨネザワの「ビッグエアロドーム」です!!


1988年製。そう、ビッグエッグ(東京ドーム)が開場した年の商品。野球盤の老舗・エポック社は「ビッグエッグ野球盤」とズバリの商品をライセンス取って出したわけですが、ヨネザワは東京ドーム風どまりです。(1枚目の写真奥に写っているのはエポック社のビッグエッグ野球盤カスタムです)

ビッグと名乗る割には、けっこうコンパクト(笑)

プレイグラウンド自体は27cm四方ほど。
一般的な野球盤よりかなり小さめ。

透明なドーム屋根も付いていますが、スタンド(壁)の立ち上がりが大きく、屋内野球場感は高いですね。


この野球盤が意欲作(珍品)たる所以は、投球システム。
発泡スチロール製の軽い球が、空気によってフワフワ浮き、それがそのまま打者まで届く!という変態装置です(笑)

ストレート・カーブ・シュートの3コースに、上・中・下の高さも3種類。


投球操作は以下のような感じで。。。

●投球レバーを引きセット
●コースを決める
●高さを決める
●エアースイッチ・オン!!
●投げる!!
(投げてから高さの再調整も可)


当然、バッターもバットの高さコントロールが出来ます。


ってか・・・

バッターが大巨人っ!!(笑)


スタンドの観客イラストや守備人形との差が凄い!!
大巨人がこん棒持って
コロッセオで大暴れ?

みたいにも見えてきます(笑)

やはりドーム球場。伝統の一戦のようです。


盤上には「ホームラン」のポケットはなく、「ランニングホームラン」のポケットのみ。
屋根を外してプレイし、場外ホームランになったものが純粋なホームランです。


当然電池式なので、電池が新品だと高めの球がすごい高め!! そして電池が減ってくると球の高さが低くなり・・・ 真ん中・低めを設定しても球が浮かなかったりも・・・
ま、まぁ、ピッチャーの疲労が出てると言えばリアルな気もするかな?(笑)

ヨネザワさんの開発担当者のアイデアや苦労は汲み取りますが、操作がいろいろ多い!! その割にゲームがエキサイティングになってもいない感じ(笑)
発想は面白いけど意欲作過ぎました。操作・設定がシンプルでないとゲームそのものへの集中が薄まるのと、球が軽いのってマイナス要因なのかもしれませんね~。
カキーーーン!!って感覚が野球ゲームだし大事なのかも!!

当時これを購入した家庭は「なんか違う・・・」とガッカリした人も多かったかも。当時自分で購入してたらすぐに遊ばなくなったんじゃないかな~(笑)
でも時を経た今、その存在にやっと「おもしろみ」が加わった感じがします(笑) 珍品野球盤としては素晴らしいですよ~!!

どんな投球システムか動画も撮ったので見てくださいね~