こちらの本を読んで






私、この10年というもの

1日も欠かすことなく「痩せたい」と
強く強く願ってきて、


ダイエット本やブログなどで
さまざまな痩せる方法を調べて

食事制限やら運動やらに精を出して


心の底から「痩せたい」はずだったのに…







本音の本音は

「痩せたくない!!!」

だったみたいです。




そんなバカな……バイキンくん






こちらの本、発売当初も読んだのですが


「ダイエット成功を阻む思い込み??
 そんなの私にはナイナイ〜
 だってこんなに痩せたいと思ってるもの」


と、そのときは心に響かなかったのです。








それが、あらためて目を通してみると




「私、本当は痩せたくなかったんだ。
 痩せるのが怖かったんだ」




「だって高校生のときダイエットして
 理想のスタイルになったあとリバウンドして


 お気に入りのボディに肉がついていくのを
 目の当たりにしながら食べ止められない
 意志の弱い自分を責めて


 人目が怖くて学校もいけず電車も乗れず

 生き地獄のような日々を送っていて、


 すごく太った状態から
 今は標準体重に落ち着いているのに


 もう一度ダイエットなんか挑戦したら
 あのリバウンドという生き地獄を
 また味わうことになるかもしれない




「自分の大好きだった体型を
 自分の手で崩していく絶望、
 あれが人生でいちばんつらい出来事だ」




それなら今のままでいい


「満足はしてないけど、太ってないから」


「理想のスタイルにはほど遠いけど、
 服のサイズがないわけではないから」







という思いが心に深く深く根を張っていることに
はっきりと気付いてしまったのです宇宙人くん恐竜くん






そして、不思議なことに

その本音に気が付いたあとから
自然と食事の量が減ってきました。



本当にお腹が空いたときに、
食べたいものを食べて
すぐに満腹になる。



今まで、


・ごちそうさまは意志でするもの
・お腹が苦しくなるまで食べないと満足できない
・常に食べたくてソワソワしている
・いつまで経っても空腹感がやってこない
・時間があると何か食べてしまう


だったのに、それが嘘のように消えてしまい
これはなんだ???
まるでマジックにかけられたよう。



私はずっと
アクセル踏みながら
ブレーキをかけ続けてきたんだなと
腑に落ちたのです。



痩せたいと言いながら、
痩せたくなかったんだ。


スリムな人に憧れながら、
ダイエットを怖がっていたんだ。


痩せちゃったら、また太るかもしれない。
食事を減らしちゃったら、またひどい過食がはじまるかもしれない。


痩せたいのはホント、
だけど痩せちゃうのが怖くてたまらなかった。


だから食べたくないもの、
食べなくていいようなものまで胃に入れて
痩せないようにしていたんだ。


そして、その矛盾する気持ちをごまかすように
食べて時間を埋める。
空白があると、不安だから。
とにかく、食べていると安心できるから。



だから、これ以上痩せないようにと
不要なものまで食べるのをやめる。


何かを埋めるため、目をそらすために
適当なものを食べるのをやめる。


さらに言えば、健康のため美容のために
本当は食べたくないものまで食べるのをやめる。




「痩せないため」「気を紛らわすため」
「きれいになるために」
食べるのをやめて、

「好きだから」「お腹が空いたから」
食べるようになりました。




そういう生活がはじまってから、

むくみが取れてきて
何しても治らなかった肌荒れがなくなってきて
髪がつるつるになってきて

我ながら可愛くなったと思います。(当社比)




と同時に、

私が本当に求めていたものは
痩せたボディ以前に
こういう食事の仕方ができるマインドだったんだ
とわかりました。




もちろんスタイル良くなりたい気持ちはあるけど


食べたいときに食べ
食べたくないときに食べない


これができるようになった今、
自分の体型がどうでもよくなるくらい幸せです。


心が満たされている感覚




体重は健康診断のときしか計測しませんが、
体感はめちゃめちゃ軽やかです。


このまま理想の体型になれたら嬉しいですが、
自分の心に負担のないことが優先なので

しばらくはこのフニャフニャした感覚で
生活していくことを心がけたいです。



気分の良くなることしよう〜

で、
おいしいものたくさん食べてたけど
どこか欠けている気がして。


本音が別にあったんだとわかって
納得です。


おいしいもの食べるのは◎

だけど、見境なく食べたいわけじゃなかった。





痩せても大丈夫だよ〜

好きなもの食べて大丈夫だよ〜

好きじゃないお肉とかお魚は残していいよ〜

お腹空くまで待ってもいいんだよ〜


気分良くなるのはこっちの声かけでした。







スコーン食べたい。