「えーっと」
俺は花ちゃんに、いろいろな事を聞いていた。
「まず、銅銭100枚で銅貨1枚・銅貨100枚で銀貨1枚、このように100枚単位で金貨・白金貨・白金棒と交換できる」
この世界のお金の価値は銅貨1枚が100円で銀貨が1万円位らしい。
「物の品質は、粗悪・低品質・普通・高品質・最高級・神秘級となります。まぁ、傷薬で言えば粗悪品はほぼ効果はなく、小さな傷に塗る程度の物です。一般に出回っている物は高品質までかな、高品質の傷薬は銀貨10枚前後だと思うよ」
「さっき言っていた解析って何?」
「魔法の一種だね」
この世界のには魔法が存在するらしい。
「まさか! 魔法も知らないの? この危険な森でよく生き残れたものだわ」
「一応、あそこにある剣と弓で、なんとかなったよ。この辺りには狂暴な動物は出ないからね」
危険な目にあった事は・・・狩り以外ないのだが危険な森に住んでいるらしい。
「まさかとは思うけど剣を見せてもらってもいい?」
「いいけど、切りかかって来ないでね」
「そんな事しないわ。ぶっ・・・・・何これ!!」
剣を真剣な目つきで見ていたと思うと吹き出して怒っている。
「これ、玉鋼の剣・低品質って玉鋼で出来てるの?」
どうやら鍛冶系の技術は無いらしい。
「玉鋼? 適当に砂鉄を溶かして型に入れただけの剣ですよ」
「適当に溶かして出来てるって、なめてるわー しかも鋳造って鍛冶屋にキレられるわよ。玉鋼は一部の地域でしか手に入らない上に、その地域の鍛冶屋が独占しているので手に入りずらい物よ」
どうやら製鉄の技術はあるらしい。
「ほんとうに、出鱈目(でたらめ)な人ね。」
「それほどでも・・・」
「褒めてないから」
褒めては、いないらしい。
今の季節は11月下旬であっているらしい。この世界に誕生日は無く1月1日にみんな年を取る事や、この森を出ると小さな村がある等たくさんの話を聞いていた。
つづく