京都にある手拭い美術館

細辻伊兵衛美術館に行って来ました!

外観からもう普通の美術館ぽくないですね

この日見た展覧会は

「ILOVE 湯道 湯〜わくノスタルジー」

手拭い美術館ってどんなところかと思ったら

受付で貰うチケットがいきなり本物の手拭いで

初手から個性を押し出して来る


そして手拭いチケットを持った受付のお姉さんが

「チケットなので番号をもぎりますね!」と

数字の書かれた端っこの部分を手で千切ってくれた

スゴイ!

手拭いは横の力に弱くて

端を引っ張ると簡単に手で裂けるのです

その性質を活かした面白い演出

そしてチケット手拭い(品質も良い)の実用性

素晴らしい!

めっちゃ感心しました


手拭いチケットのパフォーマンスに喜んだ後は

手拭いを見て周りましょう

一階の展示室はこんな感じでした

黒い館内で全体的に引き締まって見える


 昔の銭湯の料金表

こういうの見るの楽しい


テーマが湯道なので

お風呂関係のデザインの手拭いが展示されてます

色っぽいですね


銭湯の壁画と言えば富士山!

関東ではメジャーな富士山の絵

関西ではあまり富士山の壁画って見ないんだけど

実際には見た事ない関西人の私でも

銭湯の壁画は富士山だってイメージがありますね

なんでやろ?改めて考えると不思議〜


「湯文字」

湯文字とは江戸時代の女性の下着

腰巻きの事ですね

当時の女性は入浴時に着用していたそうです

シンプルな表現でこの存在感

素晴らしいデザインだと思います

 

会場には風呂桶も展示されてました

もはやこれが展示品になってしまう時代なのか…

ケロヨン洗面器知らない人なんているの?

いやいや、まだリアルでも使うやんなぁ⁈


今回の展示の広告に使われている手拭い発見

「でるわでるわ」

久しぶり 出るわ出るわと 流しあひ

おっちゃん達が仲良しでいいな

見ててなんだか楽しくなる手拭いです♪


「雪の神鍋」

めっちゃ宣伝用のデザイン!

私の手拭いのイメージはこういう宣伝書いてるやつなので、ちゃんと手拭い見てる気持ちになれました

正に温泉宿の手拭いです

だいぶ本格的なスキーのデザインですが

スキー大会とかあったんでしょうか


「蒸気機関車」

湯道全く関係ないけど夜汽車はよいものだ


「ギッコンバッタン」

こちらも湯道は全く関係ないけれど

構図と服装が面白い

手拭いの縦長をこう利用するか!

着物の女性とスーツの男性がシーソーしてると言う

シュールな雰囲気もめっちゃいいです


1階は手拭いオンリーなのですが

2階は他の作品も沢山ありました

暖簾の向こうチラリと見えるアレ

コレは正に湯道の展示!


檜風呂!

デザイン性を追求した進化した檜風呂

今まで不可能とされていた自由形状が可能になり

とてもスタイリッシュな形になっている

このお風呂に入りたい


お風呂用具一式が素敵セットになってました

いいなぁコレ!めっちゃ欲しい!


銭湯と言えば風呂上がりの牛乳でしょう

陶芸家作の牛乳瓶

瓶じゃないけどめちゃくちゃオシャレ

コレで牛乳飲んでみたいです


2階は展示室全体も雰囲気があって良いですね

展示室は二部屋に分けられているのですが

真ん中の壁はこのように空間があいていて

隣の展示が見えてます

そして壁の一部がベンチになっていました

両隣の掛け軸もいい


勿論手拭いの展示もありましたよ!

右から2番目の手拭いがなんか可愛いと思って

説明を読んだら

仮名手本忠臣蔵の一場面

襲われる与市兵衛というシリアスなシーンだった

与市兵衛はこの後殺されてしまうのですが

その場面をこう表現するんだ!と驚きました


ところでこの美術館の名前の表記

入り口でもチケットの手拭いでも思いましたが

どんなフォントやねん、初見で読めるかい!

ってなってたんですが

ちゃんと読み方解説がありました

解説読んでも、わかるかい!って気持ち

細、の段階から無理がある

でもこういう遊び心は嫌いじゃない


細辻伊兵衛美術館

手拭いに特化した美術館もなかなか面白いです

令和の今、手拭いを手にする事も減りましたが

アートとして楽しむのもいいですね

2階の銭湯の展示を見て

高級銭湯セットを持って

オシャレ檜風呂に入って

陶器の牛乳瓶で牛乳を飲みたいと思いました

湯道、極めたい


「ILOVE 湯道 湯〜わくノスタルジー」は

会期が4月14日までに延長されたので

まだ見れますよ〜!

湯道に興味のある方は是非♪




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