神戸モダン建築祭

山側の建物見学の続きです


北野アレイ

1977年竣工の安藤忠雄初期作品

元はコンクリートのうちっぱなしだったらしいけど

現在の建物の壁は普通に塗装されてました


壁や床がレンガなのが珍しい

地下に不思議な形の小さな中庭があり

廊下や階段が廻廊のように繋がってます


螺旋階段を上り最上階へ

最上階の2つの部屋は

現在使われておらず入居者募集中みたいです

今回はその空き部屋を特別に公開されてました


1軒目の部屋

最上階なので天井の形がまんま屋根だわ


床のデザインも凝ってていいと思うし

入り口横の段差や柱の下部分のブロック(?)が

普通と違って面白い

是非新しいお店に入って欲しいですね


2件目の部屋です

右端の窓の形が面白い

新幹線みたい


反対側から見た図

こちら側の窓の下の壁は何故かぼろぼろ


手洗い場の位置が激しく鋭角

こういう面白い形の部屋って

面白いけど使いにくいんだよねぇ

あるあるだなぁ


階段を下りて次の場所へ行きましょう

この階段のレンガ、いいよねぇ


お次はローズガーデンへ

ローズガーデンも1977年竣工の安藤忠雄建築です

北野アレイと同い年だけど

ローズガーデンの方が先に建ったらしいですね

こちらも壁や床がレンガでした

初っ端から階段を上ります


階段を上った、すぐ目の前の壁がコレだった

とてもイイ!


さて、ここが見学可能区域ですが

こちらも空き店舗となっております

ガラス割れてたりして

北野アレイより廃墟感強い


奥の部屋

天井の配管がスゴイ良かった

並んだバケツのある所は雨漏りしてるのかな


別の位置から見るとめっちゃカッコイイ!

出来た当初はきっと

オシャレで素敵なお店だったんだろうなぁ


こういう所を見ると廃墟だな〜って思う

だが、それがいい


更に階段を上り最上階の店へ

ここ、空き店舗以外は現役の建物なんですが

階段もだいぶ傷んできてますね


こちらも空き店舗ですが

内装がそのまま残ってました

素敵!!

店の奥に見えるのはミュージックボックス


もうビールは注げない

閉店してだいぶ経っているのに

時が止まったままの店内


テーブルがスマートボールだった

これはテンション上がるやつ!


何故か配電盤の扉が開いてた

廃墟ならではの状態ですね


カウンターに差し込む光が美しかった

ここの雰囲気とても良かったです

見学に来てた人がガイドさんに

昔よく来てたローズガーデンが

こんなになっていてショックです

と言ってるのが聞こえて来ました


1977年に建てられた建物が

もう役目を終えつつあるのを感じました

人が減り、人の求めるものが変わり

人の在り方が変わったんだなぁ

これが時代の流れですね


神戸モダン建築祭はイケフェスや京都と違って

廃墟が沢山見学できて面白いなぁと思いました

後もう一回続きます!