皆さんご存知でしたか?

今年は江戸川乱歩の作家デビュー100周年であり

且つ、毎日新聞社入社100周年記念なんですって

乱歩って毎日新聞社に勤めてたんやな

全然知らんかった

記事を執筆してたんかなと思ったら違ってて

普通に営業部で営業してて成績も良かったそうです

めちゃくちゃ意外やな!

そして乱歩の本名は平井太郎さんらしいんですよ

あまりにも普通でそれも意外やな!


そんな江戸川乱歩100周年を記念して

特別な場所で特別な公演を見て来ました!

洋館ミステリ劇場

江戸川乱歩「闇を這うもの」@中央電気倶楽部

同じ内容の公演を大阪青山ビルでもやってたけど

ここは中央電気倶楽部一択やろ!


毎日新聞が事前に出していた新聞広告も

ミステリ感あって面白い♪

皆さん、この広告に隠された謎、解けますか?

因みにうちは新聞とってないので

この資料は当日いただいて初めて見ました笑


では次に洋館ミステリ劇場について説明しましょう

洋館ミステリ劇場とはこういうイベントです!


洋館ミステリ劇場とは、昭和初期に建築された本物の洋館を使い、昭和初期の探偵小説を再現。シーン毎に部屋を移動し、犯人を当てるミステリーツアー型の演劇。この「洋館ミステリ劇場」は黙って座って観ているだけの公演ではありません。目前で繰り広げられる事件(シーン)を見ながら、参加者も一緒に「犯人」を推理します。公演後半の解決編の前に、参加者は推理と事件の犯人を解答用紙に記入し、提出いただくという「観客参加型」公演です。事件の謎をとく鍵はどこにかくされているのか?気分はもう「名探偵」です。見事犯人を当てた方にはプレゼントも。

洋館ミステリ劇場は何度か見に行ってるんですが

舞台がリアルなレトロ洋館なのと

役者さんの演技を間近で見れるので

没入感があって面白いんです♪


最後に中央電気倶楽部についての説明を!

中央電気倶楽部は会員制の社交倶楽部で

一般人は中に入る事はできません

内部は撮影禁止、ドレスコードありです

ドレスコードありか!と思ってワンピ着て行ったら

他の参加者のおじさまおばさま達は

普通にジーパンにスニーカーだった

それはOKなのか、そうか


今回中央電気倶楽部での公演が認められたのは

毎日新聞社さんがこちらの会員だったのと

中央電気倶楽部の会長さんがかなりの乱歩ファンだったからなのだそうです

なんて素敵な偶然なの!!最高やん!!


そんな中央電気倶楽部は1930年に建てられた

イタリア風の重厚なレトロ建築

何故イタリア風かというと水の都大阪を

水の都ベネチアになぞらえたから

1階は大理石、2階はタイル、3階は木造と

内部は全て違うデザインになっており

イケフェスの大阪セレクションにも選定されてます

そんなん絶対に中、見たいやん?

こんな機会逃さへんで!


って事でやって来ました中央電気倶楽部!

普段入れない建物に入れるのって特別感あるよね

会場に着いたらメイドさんがお出迎えしてくれた

あ、このメイドさんは劇団員の方ですよ

中央電気倶楽部のメイドさんではありません


興奮し過ぎて写真ボッケボケやがな

でもテンション上がるのは仕方がないねん

許してやって下さい


中の写真は無いのでパンフの一部を貼りますね

入り口から豪華!

お出迎えが凄くて目を泳がせながら

エレベーターへ向かいました


エレベーターで5階の講堂へ

この講堂はパナソニックの聖地なのだそうです

かつて松下幸之助がここで創業記念式典を行い

熱意を持って「水道哲学」を表明した際に

感極まった社員が次々と壇上へ上がって

意思表明をしたという伝説の場所

今でもパナソニックの大事な式典などは

こちらで行われているそうです


この講堂の舞台から公演が始まりました

犯人を当てたいので怪しい人の行動はメモしながら

演劇に集中!!

建物も見たいけど演劇も見たい!

気持ちがめちゃくちゃ忙しいぞ!


話が進み、場面が変わると

観客は歩いて建物の中を移動します

食堂前の階段にやって来ると

そこには銃弾を受けて倒れた登場人物が!

ここの場面、なかなか面白い見せ方でした


犯人はそのまま逃げ去り階段を上ります

私の位置からは階段の上は見えない

後を追う人達の姿が視界から消える

銃声

怒声と叫び声

無音


いや続き気になるけど

ここの雰囲気も素敵で階段周りをもっと見たいねん

これホンマ情緒が忙しいな!

でも犯人を追って次の部屋へ移動します


多分、次に入った部屋は特別食堂かな?

もしかしたら違うかも?

ここでまた新たな事件が報告されるけど

報告だけで死体役の方は出て来ないんですね

なるほどなるほど

仕切り用のアコーディオンカーテンを開けると

大食堂に繋がるのですが

このカーテンを使った演出も上手かったです


そんな訳で大食堂で事件はクライマックスを迎え

後は講堂へ戻っての解決編を残すのみ

その前に犯人当ての回答用紙を提出しなければいけないので、皆さん一所懸命です

私は、犯人は絶対コイツってわかったけど

動機と共犯者がよくわからんわ!って悩みました


解決編では、犯人は当たってたけど共犯外したし

こんな動機わかるか!!ってなりました笑

流石は乱歩やで

でもお話はとても面白かったです

犯人役の役者さんが本当に涙を流してて

演技が凄いと思いました


犯人を当てた人と推理が面白かった人には

プレゼントがあるのですが見事にハズレましたね

でもでも!私は以前の公演で一度

特別賞の「洋館ミステリようかん」

を頂いた事があるから

く、悔しくなんかないんだからね!


中央電気倶楽部

あまりゆっくり見る事はできませんでしたが

重厚感溢れる素晴らしい建物でした

とてもしっかり作られているので耐震性が抜群で

あまりに壁が分厚い為に携帯の電波が外に届かないという、正に本物の高級ビルでした


テラコッタの外壁

丸い飾りが素敵♪

ちょっと残念だったのは外観の写真撮る時に

電線がめちゃくちゃ多いのと

道路の幅が狭くて建物が大きいから

全体が写真におさまらない所かな


最後に劇団の方から記念カードをいただきました

団員の皆さんが表現する乱歩の世界観

正に昭和初期の作品と思えてとても良かったです

大食堂前のこの場所もめっちゃ素敵でしょ?


洋館ミステリ劇場@中央電気倶楽部

乱歩の作品も会場も演劇も推理も楽しめて

大満足なイベントでした!

当時の話を当時建てられた建物で見るのは

臨場感があってホンマに面白いです♪

今回は推理を外したけど次こそは当てたいわ〜!





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