京都モダン建築祭の特別ツアーは
全て事前抽選だったのですが
その中でも一際倍率が高かったと思われる
大丸ヴィラ見学ツアー
「特別ツアー 大丸ヴィラスペシャルツアー」に
当選しました！！
めっっちゃ嬉しい！！
大丸ヴィラについては
先日テレビでも放送されていたらしいので
ご存知の方もいらっしゃるかと思います
私は番組見てないのですが
内部が公開されていたようですね
ツアーでは写真撮影可能だったので
バシバシ写真撮りましたが
SNSへのUPは不可という事なので
残念ながらその写真はお見せできません
なので京都モダン建築祭のHPから画像を拝借！
わかりやすいように建築祭のページごと載せとこー
今回はこんな感じで進めたいと思います
正面入り口から美しいこの建物
見学受入（と、多分TV）の為に掃除されたらしく
レンガの壁がとても綺麗になったそうです
大丸ヴィラは大丸百貨店社長、下村正太郎の邸宅で
1932年（昭和7年）竣工
設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズです
ハーフティンバー様式と言って
壁に木の柱の一面が見えているのが特徴ですが
ガイドさんによると、この美しい曲線を描く木は
装飾の為に後から貼られているもので
実際は鉄筋コンクリート造の建物なんですって
一部斜めに並べられたレンガといい
下部の石のランダムな積み方といい
あらゆる部分が凝りに凝ったつくりになっています
もうここだけでご飯3杯食べられるくらい美味しい
中に入りましょう
ここは玄関を入ってすぐの待合室のような部屋
部屋中に貼られた素敵なタイルは泰山タイルです
暖炉がありますが、ここ、なんとエアコンがあり
冷房をつける事もできるんですよ
各部屋のエアコンの送風口を探すのも楽しかった！
この写真には写ってませんが
部屋の反対側には隣の応接室へ続く扉があり
その扉の上には立派な鹿の剥製が飾られてました
昔は応接室で大丸の入社面接をしていたそうです
この部屋で待たされるの緊張感しかないな
待合室の上を見上げると
高い天井と美しいステンドグラスが！
大丸ヴィラは長らく放置されていた為
傷みや汚れが激しかったそうで
ガイドの方が手入れをした時に初めて
ここの窓ガラスがステンドグラスだった事が
わかったと仰ってました
こんなに素敵なのにどれだけ汚れてたんだ！
勿体無い！
それを手入れして公開してくださって
本当にありがとうございます！
ここは吹き抜けになっていて
2階の廊下からステンドグラスが更によく見えます
2階へ上がる階段の手すりは木製で
主柱も子柱も捻れた螺旋デザインになっていました
特に主柱は太く、一本の木から切り出されたもので
現在の技術ではもう作る事が出来ないそうです
こちらは応接室からサンルームへ続くガラス扉
大丸ヴィラはとにかくガラスの装飾が素晴らしい
あちこちにステンドグラスや
こんな素敵な絵が描かれていたりしました
応接室は天井のデザインがスタイリッシュで
物凄く素敵でした！
写真撮りまくったけど見せられないのが残念
応接室のステンドグラスには下村正太郎の
イニシャルであるSSの文字がデザインされていて
とても興味を惹かれました
その後、ダイニングルームや2階の部屋を巡り
庭へ出ました
庭にも井戸があったりして見どころがいっぱい！
井戸にもSSと鷲のデザインが彫られてて
なんか存在感が凄いんですよ！
庭から見る大丸ヴィラ
屋根の上、真ん中辺りにあるのは
五山送り火を見る為に作られた物見台だそう
凄い特等席だなぁ
大丸ヴィラは正面屋根の上に風見鶏があり
そのデザインは鶏ではなく船なんですが
裏から隣の建物の屋根を見ると
こちらには車のデザインの風見鶏があって
めっちゃカッコ良かったです
今回見学させて頂いたのは
玄関、待合室、応接室、サンルーム
ダイニングルーム、2階の元ベッドルーム、客室
そしてお庭でした
建物の半分程を見せていただきました
向こう半分には現在お住まいの方がいるそうです
この家に住んでるのめっちゃスゴイ！！
大丸ヴィラ見学ツアー
見どころしかない大変素晴らしいツアーでした！
建物の横にある日時計とか鳩小屋の事とか
ダイニングルームのテーブルの足も
階段の主柱みたいな螺旋デザインだったとか
もっと色々書きたいけど書ききれません！
本当に最高でした♪
是非皆さんに見ていただきたい建物です
こんな素敵な大丸ヴィラ
年間維持費が2000万らしいんですよ
今後も末永く維持していただきたいので
大丸での買い物をちょっと増やそうと思いました
今回で京都モダン建築祭のお話はおしまいです
いや〜、めちゃくちゃ充実した建築祭でした！
来年はどこに行こうかな♪
