7月8日の土曜日

嵐山にある福田美術館の

貸切イベントに行って来ました!


福田美術館にはまだ行った事がなかったので

ワックワクです♪

福田美術館は2019年にオープンした

まだ新しい美術館です

曇りだったから全体的にぼんやりして見えるな

今回のイベントは副館長である竹本さんが

美術館の裏話を交えて館内を案内してくれるという

スペシャルな内容!

会期前の竹久夢二展も見る事ができるらしい

うわぁ!楽しみ過ぎる♪


まずは館内にあるカフェに集合してお話を聞きます

休館中なのでカフェ自体はお休みでしたが

ここは「パンとエスプレッソと福田美術館」

席から見えるこの景観の素晴らしさよ

右手に小さく渡月橋が見えてます

本当はもっと良く見えるんだけど

観光客が写りまくるからこれくらいで勘弁して


竹本副館長のお話は大変面白くて

嵐山に美術館を建てる為に

どれだけの条件を乗り越える必要があるのか

その為にどんな解決策を考えたのかを

本音たっぷりに語って下さいました

美術館で作品の説明を聞く事はあっても

美術館が出来るまでの話を聞く機会なんて

そうそう無いので興味津々!

こう言う話大好き!めっちゃ面白い!

仕事できる人の話は違うわ!


福田美術館のガラスの壁面には

白い模様がデザインされてます

よく見ると場所によって模様の太さが違うんです

このガラスの模様にも様々な意味があるのですよ

気になる方は是非副館長のお話を

直接聞きに行ってみてください!

知らないと目にとまらないような所にも

色んな頭脳戦があったんだなぁと思うと

ホンマに凄いし面白い


お話の後は普段は出る事の出来ないお庭に出て

石塀の上から写真撮らせてくれました

こんな場所から美術館を見せて貰えるとは

激レア!

お庭の緑も素敵でした

嵐山って植物植えるのも西洋の植物はダメとか

規制がめちゃくちゃ厳しいらしい

大変だな


庭から戻ったら館内の見学です


1階の展示室は作品が良く見えるよう

透過性が高くて大きいガラスを使用している為

映り込みがあまりありません

どこからがガラスかわかり難いせいか

近づき過ぎてぶつかる人が多いみたいで

よくガラスに口紅がついてるそうですよ笑

また、ガラスから作品までの距離がとても近く

細かいところまでしっかり見る事が出来るのも

福田美術館の展示の魅力です

これは「扇を持つ舞妓」

帯の色が綺麗で目を惹きました


最近の美術展は撮影可能な作品が増えましたが

大体はガラスに反射しちゃうから

正面からの写真って上手く撮れないんですよね

でもここではこんな風に正面から撮影しても

反射せずに撮れるので大変有り難いです!

ドイツ製の特注高透過ガラス、素晴らしい!


こちらは館内のショップ

奥の壁が開いてますね

実はここ、壁を開いて商品棚をどけると

トラックの搬入口になるそうです

福田美術館は様々な制約の為、とても狭いので

こんな風に空間の有効利用が徹底されてます

因みにこの日、ショップは営業してました


2階へ続く階段は

建築家の安田幸一先生のこだわりがたっぷり!

壁も階段も天然の大理石だそうです

この美しさの影には

職人さんの並々ならぬ苦労があるらしい

美を追求するための技術の凄まじさよ


2階の展示室は雰囲気がとても良い

屋根のトラス構造がまたカッコいいのです


屋根の横から漏れる緑色の光は

外からの自然光

時間によって光の色味が変わるんだって

なにそれ素敵やん♡

嵐山の建物は高さ制限が10メートルまでらしく

高さを抑える為の工夫も沢山されてました


2階の奥にあるパノラマギャラリーは

カフェの上に位置します

こぢんまりとした空間ですが

展示の仕方がとても良かったです


館内の案内が終わったら

セッティングが終わったばかりの

「竹久夢二のすべて」を心ゆくまで鑑賞

竹本副館長の解説付きで見る竹久夢二展

最高に贅沢でした

展示会を楽しみにしてる人も多いと思うので

作品のネタバレは少な目にしときます


ひと言だけ感想を書くなら

竹久夢二の多才さには本当に驚かされました

画材を変えたり画風を変えたり

多種多様な作品がありましたが

やはり私は可愛い作品に惹かれましたね〜

可愛い過ぎて思わず絵葉書買いました

大人っぽいのも1枚混ざってるけど(それも好き)

どれもめっちゃ可愛いくない?


おお!よく見たら絵葉書を入れてくれてた袋

美術館のガラスのデザインやん!

これは良い袋ですね!粋やわぁ


福田美術館貸切見学ツアー

興味深いお話が聞けてとても面白かったです

嵐山ってそんな規定があるんだとか

それをそんな方法でクリアしたんだとか

美術館が出来るまでの攻防が

本になってもおかしくない位の内容で

めっちゃ良かった!


美術館を設計した安田幸一先生の

徹底したこだわりと

それを実現した美術館の美しさも

素晴らしかったですし

竹久夢二の作品もゆったりと見る事が出来て

大満足でした!


なにより貸切の美術館にテンション上がるわ♪

たまにはこんな体験も良いですね

また貸切見学ツアーがあれば行ってみたいです