3月4日の土曜日

舞洲工場のオープンデーに行って来ました!

舞洲工場は大阪の巨大焼却工場です

ウイーンの芸術家

フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏の

デザインした外観で超有名ですね

工場はオープンデーでなくても

事前に予約をすれば普通に個人見学が可能です

通常はツアー形式らしいのですが

この日は自分のペースで好きなだけ見て回れました


入口の横にパッカー車の乗車体験が!

車の後方がキャラクターになってた

可愛い…?いや、面白いな

乗車体験で戦車とか白バイなら乗った事はあるけど

ゴミ収集車に乗る機会ってそうそうないで

激レア体験やん!


こちらの建物、素敵なのは外観だけではありません

1階のエレベーター乗り場も可愛かったです

内部は基本的に普通の建物なんですが

所々にタイルが貼られている場所があるのと

フンデルトヴァッサー氏の作品があちこちにあって

ちょっぴり美術館みたいな雰囲気です

画廊か!

まさか焼却炉にこんなに作品が飾られてるなんて

思わへんやん?

カラフルで楽しい気分になる作品達


しかしここは焼却炉

そして私は工場見学に来たのであります!

分厚いガラスの向こう側に見える

各地から集められたゴミの集積所

「ごみピット」から工場見学がスタートしました

いやクレーンでっかっ!

爪の部分だけで高さ260センチだって!

この巨大なクレーンで大量のゴミを掴んで

焼却炉に入れていきます

写真だと大きさが伝わり難いと思うけど

一度に掴むゴミの量はゴミ収集車6台分だって!

目の前でクレーンを動かして

実際の動作をしっかり見せてくれます

クレーンだけでなく

クレーン操作室の中も見学できるのが凄い

操作室の機械類、カッコいい!


次にゴミが向かうのは焼却炉

見えにくいけど

窓の向こうに見えるのが実際の焼却炉なのです

中では絶え間なくゴミが焼かれていますが

直接中の様子を見る事はできません

それを説明するのが窓ガラスに投影された

このアニメーション

意外と解りやすくて勉強になります

各コーナーには子ども向けに

絵本風に書かれた大きな説明があって

焼却炉は「炎の洞窟」と呼ばれてたり

なかなか面白い説明の仕方だと感心しました

勿論これだけではなく

コーナーごとに職員さんがいて

詳しく説明してくれます

職員さん、めちゃくちゃ親切で優しいんですよ!

とても詳しく教えてくれて本当に勉強になりました


焼却炉で焼かれたゴミは灰になり

ごみの体積は15分の1に減ります

灰はコンベアで運ばれてこちらの「灰ピット」へ

溜まった灰は今度はこの灰クレーンで

灰出しホッパに積み込まれ、埋め立て地へ

灰クレーンは先程のごみピットのクレーンとは

形状が違いますね

灰をこぼさない形状になってます


その先は蒸気タービン発電室

発電室の前では自転車発電体験ができました

漕ぐの大変そうだと最初は身構えてたけど

割とすぐに電気が点く仕様やった

焼却炉を動かすには大量の電気が必要ですが

焼却炉の熱で毎日めちゃくちゃ発電できるらしく

2台の炉を動かしても全然余るので

残りの電気は関電に売ってるらしいです

これ以上ないくらいエコで効率的!

舞洲工場、そんな効率的な仕組みが満載で

私は説明聞く度に、すご〜い!を連発してました

いやホンマに色々凄いねん!

色々あり過ぎてここでは説明できへんけど!


さて次は、ごみ収集車が集まるプラットフォーム

ひっきりなしに車がやって来ます

ごみの投入口は9門あり

投入口の開閉や車への指示など

全てをコンピュータが管理しているので

全車スムーズに動く事ができるそうです

見た目地味やけどめちゃハイテクやで!

ゴミ収集車ってゴミ捨てる時に

車の後部が斜めに持ち上がるイメージやったけど

今はそうではないらしい

普通に後のドア開けてそのまま停車して

暫くすると発車するねん

中のゴミがどんな動きで投入口に流れてるのか

めちゃくちゃ気になったけど

見えないからわからず終いでした

そこだけ今も気になってる


こちらは粗大ゴミの集まる「粗大ゴミピット」

ここのクレーンは掴んでる物の迫力が違う

粗大ゴミはこの後破砕分解されるのですが

職員さんが全部目視でごみをチェックしてて

破砕の際に爆発したり火が出る危険のある

ガス缶やリチウム電池入りの製品などがあると

掬い上げて一つ一つ処理してくれてるんですよ

本来ここに捨ててはいけない物が混ざると

本当に危険なので細かくチェックされてます

この時もリチウム電池入りのゴミを見つけた方が

人力攻撃で電池を取り出していました

うわ〜、これは大変だわ!

そりゃ粗大ゴミ処理は有料で当然やで!

職員さん、いつもありがとうございます!


粗大ゴミの分別工程を体験できる

クレーンゲームが楽しくてわかりやすかった

ごみボールをクレーンでキャッチして

隣のコーナーに運ぶと

中から色々な種類の部品が流れて来て

重さや磁石の力で種類別に分けられるのを

確認する事ができます

クレーンゲームが楽しくて

見学に来ている子ども達は大はしゃぎしてました

舞洲工場って色んなクレーンがあるから

クレーンゲームと親和性高いよね

これは大変良いゲームだと思います


建物の3階から外にある庭に出る事ができました

やっぱりこの建物の外観面白いなぁ!

ゴミ収集車っていつもこんな

可愛らしい場所を通って入って来るんやなぁ

ゴミ集めは大変なお仕事だと思うけど

この景観で少しでも癒されてくれてたらいいな

土曜日だと言うのにゴミ収集車はずっと来る

お仕事お疲れ様です


3階の庭からは遊歩道が繋がっていて

歩いて2階まで行く事ができました

施設内にこんな場所があるんや!知らなかった

普段は立ち入り禁止らしいです

2階から見上げる小道

緑の溢れる工場っていいね


再び建物の中に入り

最後に見学したのは

「中央制御室」

工場内でのあらゆるデータが集まり

もし問題が起こった時には指示を出す場所

オシャレ!キレイ!カッコいい!

外資系企業のオフィスみたい(個人的イメージ)

中では職員さんが普通にお仕事をされてました

ここで工場見学は終了です

長々とお付き合いありがとうございました!


舞洲工場見学

建物をじっくり見たい!と思って行きましたが

ゴミ処理の流れと現場でのお話が大変勉強になり

感心したり反省したりしまくりました

毎日私達のゴミを集めて処理して下さる方々に

改めて感謝したいです

知識として知ってる事でも

やっぱり実際に体験すると違うよね!

私ももっと生活を見直さねば

お土産で貰った舞洲工場のマグネット

ライトアップの写真カッコいいんだけど

ここってライトアップイベントもやってんの?