冬は登山お休みします。という方がいらっしゃいますが
九州の登山ガイドとしては冬だから登ってほしいんです。
特に1000m以下の低山では、積雪もほとんどなく
虫もいないし、汗もかかない。落葉で景色が明るい。
こんなにいい環境はこの時期くらいしかありません。
ぜひ九州の冬の低山を楽しんでください。
今回は、1700m級のくじゅう連山の冬のイベント。
九州の冬山は入門編としてはちょうどいいと思います。
・夏道を歩ける。
・雪崩がない。
・適度な積雪と樹氷が見れる。
3つ目に関しては、昨今の温暖化でシーズン中に数回って感じになってますが・・・
装備的には、ベースレイヤーにフリース、アウターは中厚以上のレインでもOKです。
あとは、先端を守るニット帽や冬用グローブ（これは重要）、アイゼンはチェーンスパイクでOKです。
一番大変なのは、登山口に行くまでかもしれません。
特に牧ノ戸峠は、長者原～瀬の本間でまあまあ道路凍結しますので
チェーンまたはスタッドレスタイヤが必要になります。
※冬のくじゅうのアクセスに関してはコラムを書いてますので見てください。タップ！
今回はクリスマス寒波が来た12月23日に牧ノ戸登山口から御池周辺まで歩きます。
冬の天気は、西高東低の気圧配置からの高気圧に覆われた時が登山のチャンス！
この日は、ちょうど当たりの日でした。
樹氷のトンネルを歩きながら西千里へ
日本百名山の久住山が見えてきました。
アイゼンのお話しですが、九州では岩が露出した道が多くなりますので
装着したり、外したりが基本になります。
風が強い西千里あたりは傾斜もなく岩がむき出しになっているときは
外して歩いたほうがいいでしょう。歯が悪くなるのと引っかかりやすくなります。
スタートから2時間半ほどで、お目当ての御池へ到着！
青空が素晴らしい！
この日はあまりにも天気がよく、積雪の状態もよかったので
地元のガイドしか知らない秘密の場所へご案内。
腰までのラッセルしながら新雪を楽しみましたよ！
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