活躍している女性経営者様にインタビューいたしました。

最近では女性がイキイキと自分らしく働いている方が多いですね♪

ワークスタイルも変わってきている中で、自分スタイルを確立しご活躍されている

女性経営者様や好きなことで充実している方をご紹介していきます!

 

スリッパ卸売業・赤帽運送業から14年前に不動産業に転業された「株式会社川の手不動産 赤熊操子様」にお話をうかがいました。チャレンジ精神あふれる赤熊社長ですが、ご主人と地味にコツコツと二人三脚で歩んできた軌跡と今後の展望をご紹介いたします。

株式会社川の手不動産  代表者 赤熊操子
URL:http://www.kawanote.co.jp
特徴:南千住と三ノ輪近辺の賃貸物件を扱っています。モットーはお客様のご希望に沿った丁寧なお部屋探しです。従業員全員、宅地建物取引士の資格取得。

■不動産業に転業されてからの成長の軌跡
あっという間…走り続けてきた14年間

 



―不動産業に転業されたきっかけは?


スリッパ卸売業・運送業の仕事は体力的にも厳しいと感じていた所、夫が不動産業に転身した知人の話を聞いて、年をとっても長く続けられるという点に魅力を感じ不動産業の転業を考えました。夫は一生懸命勉強をして宅建の資格を取得したのですが、私達はアパートも借りたこともなく不動産屋に行ったこともなかったので、無謀だと思い最初は反対していたんです。最終的には夫の粘り強さに根負けし、また、知人がバックアップしてくれるということで私も決意しました。


不動産業に転業はしたのですが、軌道に乗るには時間がかかると思い最初の頃は夫が平日は運送業、土日はスリッパ卸売業、私が不動産という3本柱で仕事をしていました。不動産業でも賃貸の仲介は一番リスクが少なくはじめられると思い、今の仕事のプラスになればいいなという気持ちでしたが、やはり無理があると感じ不動産業を本腰でやることにしました。不動産業については素人でしたが、この近辺の不動産屋は、日曜日は休みでまだネットの導入をしていない所が多かったので、その逆をやろうと思い日曜日も営業しネットを取り入れ、最初の頃はほぼ休まず営業していました。

―転機はありましたか?


最初は、自社サイトに大金を投資したのですが、反響も少なくあまりうまくいきませんでした。お金をかけたにも関わらず失敗してしまいましたが、サイトをいじれるようになったので、それはそれで勉強代と思うようにしました。その後、@dreamというシステムを導入し、勉強会に参加しサポーターの方や同業者の方のアドバイス通りに実践しここまでやってきました。

 

勉強会ではブログやFacebookなど様々なやり方を教えていただけたので有り難かったですね。サイトを見て来てくれるお客様は割とすぐに決めてくださることも多く、徐々に成果がでてきてホッとしました。不動産業は経費が思ったよりもかかりますが、仕入れがなく、在庫も抱えなくてよい、流行などもなく手数料がそのまま収入になるので、今までの仕事とは違って魅力的でした。
 

私達の影響からか娘も建築関係の資格を取得し、仕事が多忙になってきたのをきっかけに、事業を手伝ってくれるようになり今では大きな戦力となっています。最初は私も宅建の資格がありませんでしたので、娘と一緒に勉強し試験を受けたのですが、娘のほうが先に合格していました(笑)。

―14年間振り返っていかがですか?


10年というのは長い歳月ですが、一生懸命やっているうちにあっという間に10年以上経っていました。今年で14年目ですが、大家さんとのつながりができ信頼関係も生まれ、これまでの経験でノウハウも蓄積できてきましたので、どうしたら受け入れてもらえるのかがわかってきました。私達は不動産業が素人だったので、勉強したことを素直に真面目に実行したことで、大家さんとの信頼にもつながり、ここまで続けられたのだと思います。


現在は事務所をリニューアルしたのできれいですが、最初はスリッパ卸売業業の倉庫の中に事務所を作り、そこで仕事をしていました。老朽化も進みトイレも外にあり不便だったので5年前にリニューアルしました。以前の倉庫では9年位営業していたでしょうか…そうですね、あっという間に14年経ってしまいましたね。

■不動産免許3番(10年を超える)となった時、現在の心境
5年経過、10年経過…その時々にもう少しがんばりたいと意欲がわく


不動産免許3番が目標だったのですが、最初は知り合いの人から、「3年もてばいいだろう」と言われていたので、10年経った時はやはり嬉しかったです。3番というのは箔がついてかっこいいですし。10年経つと夫は70歳近くなり私も65歳位になってしまうので、当時はそれ位まで続けられればいいなと思っていましたが…10年経ったら、もう少しがんばってみようという気持ちになりました。ある程度信頼もついてきましたし、まだまだ続けていきたいと思います。


それから、最初に不動産業をはじめた時から私はこの仕事が好きでした。子供の頃から間取り図を書いたりするのも好きだったのです…それが関係しているかはわかりませんが。以前の仕事ではお客様のことが見えにくかったので、お客様が喜んでくださることがとても嬉しくて、この仕事は向いていると思っています。夫よりも私のほうが夢中になっています。



■現在、新たに取り組んでいることや工夫していること
高齢者の一人暮らし対策が今後の課題


今はサイトをスマホで見る方が多いので、昨年、スマホ対策でサイトをレスポンシブデザインにリニューアルしました。これだけスマホが普及しておりますので、最低限必要だと思い対応しました。
これからやっていきたいと思っているのは高齢者対策ですね。何年か前に他の不動産会社が管理していた高齢者だけが住む物件を継承したのですが、古い木造アパートでお風呂もなく、家賃も毎月手渡しでそれが安否確認のようになっています(笑)。

同業の方は、センサーを付けたり、ヘルパーさんや区と連携するなどの対策をしているということを聞いて、今後、高齢者の一人暮らしは増加していくと思いますので、当社でも高齢者の方の暮らしを守れるように対策していかなければならないと考えています。

新しい物件には若い方を入居させたいと考えている大家さんが多いので、色々と問題があって難しいですが、そのような設備や対策があると大家さんも安心するので紹介しやすくなります。

■今後の展望
ライフスタイルを考え働き続けたい。そして、自社物件を持ちお客様のご希望に対応したい。


仕事はもう少し続けたいと思っているのですが、現在は休日が水曜日だけですので、少しペースを落として働きたいと思っています。

一人の方の契約まで何かしら仕事があるので、なかなかまとまった休みが取りにくいのが現状ですが、今後は、隔週で連休などにして休めるようにしたいと思っています。


それから、自社物件を持ちたいと考えています。先ほど、少しお話しましたが、独り身のお年寄りの方やシングルマザーの方などをご紹介した場合、大家さんに事情を説明してもお断りされてしまうケースがあるのですが、そんな時、自社物件を持っていたらその物件を紹介することができます。現在は一部屋だけあるのですが、今後はそのような状況にも対応できるように増やしていきたいと思っています。


後は、この事務所をリニューアルした時は、将来的に賃貸として貸せるように建て替えたのですが、息子が不動産業に興味を持ってきたので、息子が事業の後を継ぎ最終的に私達がバックアップしていくことが理想ですね。

ー最後に最近の余暇の楽しみをうかがいました。

秘湯温泉の会に入っていて、まだ2回しか行っていませんが夫婦で温泉に行くのが楽しみです。スタンプラリーがあって、3年内に10回行ったら1回無料なので、3年で10回位なら行けそうだなと思い、今はそれを楽しみにしています。一ヶ月位休みを取って海外旅行にも行きたいですね。

今後もより一層のご活躍に期待しております。



今回の取材で不動産業に興味がわきました。「コンビニより不動産屋のほうが多い」という衝撃の事実を知り、その中で14年続けてこられたことは本当に素晴らしいと思います。優しい口調の中から仕事への情熱が伝わり、私の世代でも女性が社会で活躍することは厳しい時代ですが、好きな仕事・向いている仕事に出会い、まだまだ第一線で働いている女性として憧れますね。
不動産屋は男性が多いイメージがありますが、物腰が柔らかくお母さんのような存在で、親身になって相談にのっていただけると思います。

南千住近辺の物件を探したい場合は、ぜひ川の手不動産へ。

 

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