2007年から総合格闘技の試合から遠ざかっているヒカルド・アローナ選手。9月12日にブラジルで行われるBitetti Combat4にて、待望の復帰戦が行われます。


そのヒカルド・アローナ選手のインタビューが、TATAME に掲載されていました。


ヒカルド・アローナ選手は先日ストライク・フォースと契約したとの噂もありましたが、本人はやはりライトヘビー級の層が厚いUFCを意識しているようです。インタビューでは、現UFCライトヘビー級王者のリョート選手についてのことを中心に語られていました。


リョート選手のことは、非常によくトレーニングを積んでいて、空手をベースとしたブラジルを代表するファイターでリスペクトしていると評価しているようです。ただ、自身の強さには相当の自信をのぞかせています。今まで幾多の厳しい戦いを潜り抜けてきたので、どんな相手でも勝つ可能性はあると言っています。リョート選手は偉大な王者と評価しながら、万全の状態で臨めば、誰にでも勝てるとコメントしています。


総合格闘技はまだ競技の歴史が他のスポーツと比較すると浅い部分があるかもしれませんが、技術面など競技レベルでの進化のスピードは目を見張るものがあります。PRIDEに参戦していた2007年までの時点ではアローナ選手は紛れもなくライトヘビー級のトップファイターの一人でした。アローナ選手の実力があれば、現時点でも並みの選手には勝てそうな気もします。ただ、トップレベルの選手と試合をすることがあれば、この試合から遠ざかっていた2年間のブランクが響きそうな気もします。当然のごとくライトヘビー級の勢力図は2007年時点から様変わりしています。アローナ選手には2年間のブランクが不安材料ですが、逆に今のライトヘビー級のトップ選手を相手にどのような試合を見せてくれるのか興味深い部分もあります。アローナ選手は昨年のインタビュー で金網での戦いにかなりの自信をもっているとの発言をしています。リングよりも金網での試合のほうがアローナ選手にとってはやりやすいのかもしれません。


インタビューではリョート選手を意識するコメントが多く見られましたが、やはりアローナ選手に心の内にあるのはUFCということなのでしょうか。ストライクフォースと契約すればDREAMにも参戦する可能性があるため、日本でアローナ選手の姿を再び見ることが出来るかもしれません。ただ、純粋にアローナ選手の試合自体を楽しむという視点からすると、ライトヘビー級の選手層の厚いUFCへの参戦を期待しているファンの方が多いのかもしれません。