あっという間に(年を取るにつれ時間の経過に加速がついています)、8月が終わってしまいました。
このブログの最終記事が6月中旬・・・うーん、いかに「読んで下さる方の少ない日記」を前提としているとは言え、あまりにも怠慢すぎるな・・・
記録史上最高の猛暑と言われた今年の夏も、遅い春と長い梅雨の反動か、寒さ嫌いの私の個人的な思いとしては「よくぞ頑張ってくれた!」という印象です。
もちろん暑すぎるのは閉口だし、熱帯夜は寝苦しかったけれど、それでも夏は本来「暑くてナンボ」なものです。
寒がりの血迷い言かもしれませんが、「暖冬」は歓迎するものの「冷夏」はお断り。
そんな私には、多くの人を苦しめた今年の夏もある程度心地よいものでした。
とはいえ、人の痛みを無視するつもりはありません。熱中症に苦しめられた方々には心からお見舞い申し上げます・・・。
さて、今年の夏のテーマは「原点回帰」でした。
昨年晩秋から一周回って「聖闘士星矢」に戻っていた私ですが、今年の夏はさらにもう一周回って古い過去に戻り、小学生~中学前半までハマっていたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に戻ってしまいました。
(これ以上は戻るものがないというところまで来てしまいました・・・せいぜいモノゴコロついた時代にハマった西城秀樹かベイシティ・ローラーズくらいかも(笑))
思えば、小学生の頃、夏休みといえば毎年のように「宇宙戦艦ヤマト」(第一シリーズ)の再放送を見ていたものでした。
毎回締めくくりの「地球滅亡まであと○○日」というナレーション&字幕に「ああ、夏休みの終わりまであと○○日・・・(宿題終わってない、どうしよう)」とどうしようもないほどの焦燥感と絶望感に襲われていた小学生は私一人ではない筈です。
今年は小惑星探査機「はやぶさ」帰還のニュースが全国中に流れたこともあり、私の宇宙に対する懐古的な思いは夏が始まる前から高まっていました。その「はやぶさ」関連のニュースや、ネットで見るMADなどで多く用いられていたのが「宇宙戦艦ヤマト」のBGMだったのです。
このブログにも以前書いたことのあるように、私の中でのベストミュージックはいまだに宮川泰氏の作曲した「宇宙戦艦ヤマト」の音楽集なので、この出来事は私の熱い気持ちを思い起こさせるのに十分なきっかけとなりました。
すぐにネットで「ヤマト」関連のニュースやファンサイトや動画を見て回り、遅まきながら「復活篇」なる新たなバージョンが昨年冬に公開されたことを知りました。星矢の再ブームといい、いつも一歩出遅れる私・・・。
ともかく、既にレンタルが開始されているということでこの夏近所のレンタルショップに通い詰め、何週間か待ってようやくDVDでその「復活篇」に出会いました。
構想自体はかなり以前からあったようなのですが、「ヤマト」本体から心が離れて20年以上が経過していた私はその構想も今に至るまでまったく知りませんでした。
この「復活篇」は、旧シリーズのリメイクでも続編的な新世代の活躍を描いたものでもなく、なんと「旧シリーズから17年後」の旧主人公の落ちぶれた(?)姿を描いたものだったのです。
もちろん、お約束のように地球を狙う恐ろしい敵が宇宙の彼方からやってくるし(いつも思うのですが、宇宙は広いのですから何も地球でなくてもよさそうなものだと・・・)、地球防衛軍はいつものように激弱だし、ヤマト単艦に頼らなければならない危機的状況がこんなに頻発しなくても、とは思うのです。
それでもそういう状況に追い詰められないとヤマトは発進できません。何故って、第一シリーズで早くも「自分たちがすべきは戦うことではなく愛し合うこと」と主人公自ら結論づけちゃったから(笑)
38歳のおっさんになった古代進は髭もじゃ親父姿での登場です。そこにはあの颯爽とした熱い青年宇宙戦士の面影はありません。この旧作とのギャップに引いてしまうか、興味をそそられるかでこの作品への支持が大きく分かれるのではないと思います。ちなみに私は、後者です。
おっさん古代くん、いいじゃんいいじゃん!
と思ったのは・・・自分もオバハンになった証拠かもしれません。
何はともあれ、「伝説のヤマト艦長」というある意味重い十字架を引きずったまましがない貨物船船長に身を落としていた38歳は、さだださんもとい地球連邦科学局長官真田志郎の命を受け、再び(みたび?よたび?・・・それ以上?)地球の民を救う旅に出ます。3年間別居していた妻の行方不明という事実と、反抗期の娘からの冷たい視線に耐えつつ。
後の物語は、まあ、想像通りいつものパターンです
物語自体は突っ込みどころが多く、音楽や効果音・台詞や声優の起用(一言言わせてください。「古代雪」の台詞チェックはもっとどうにかならなかったのでしょうか。もっとも基本で重要な単語「宇宙戦艦ヤマト」をあんなヘンテコリンなイントネーションで発音された恨みを積年のファンは忘れないぞ)などに疑問は残るものの、前述したおっさん古代の活躍含めそれなりにネタとして楽しめる要素もあったので、この作品は個人的には嫌いではありません。
むしろこれを見ることで「昔のヤマトも見てみたい」という思いに至り、一部の旧ファン再燃のきっかけになったという意味では制作価値があったのではないかと思う今日この頃です。
物事はポジティブに考えなくちゃね。
今は旧シリーズを含めたレビューや二次創作などのファンサイトを巡ることで一日の余暇が殆ど過ぎています。もちろん、旧シリーズはすべてDVDで見直しました(レンタルですが)。リアルタイムには見過ごしていた設定や、当時とはまったく異なる視点で見ることで再評価できる部分が多く、とても楽しめています。
やはり、旧シリーズの音楽は最高ですね。
私はこれまで、シリーズ前半(第一シリーズ~「さらば」あたり)の宮川泰音楽が好きだったのですが、やや装飾過多気味の後半(「新たなる旅立ち」で羽田健太郎氏が参加されて以降)の音楽も改めて聴いてみると味わい深いです。完結編ラストでのピアノの迫力は、「さらば」ラストの「想人」~「大いなる愛」での条件反射的に涙が湧き出るメロディーの秀逸さとはある意味別の感動で、鳥肌が立つほどです。
戦闘場面の演出に今見てもドキドキさせられるほか、人間の物語としては一貫しておらず突っ込みどころが多いまでも、「新たなる」~「永遠に」~「完結編」でのドラマにも命を投げ出すキャラクターの健気さが今では涙を誘います。
これらはどれも放映・上映当時に小難しい屁理屈をこねまわす思春期を迎えていた私には、「お涙頂戴のご都合主義」としか思えず、次第に「ヤマト」から心が離れていくきっかけとなったエピソードだったのに・・・(特に「永遠に」での古代守兄さんと「完結編」の島大介の死はいまだに納得いきません!)今見ると、納得できないものを抱えつつ「これはこれでありかな」とおとなしく泣けるようになったのは、自分も年を取った証ということでしょうか(笑)
まあ、納得できない部分は二次創作などの妄想で補完できるから、というオトナならではのずるい余裕もあったりするわけですが・・・。
今はまだ関連書籍を集め始めているところですが、夏が過ぎた今も胸は高鳴る一方でこれは久々の「大物萌え」になるかもしれないな、とワクワクしています。なんといっても、私を「アニメ好き」にし、天文部に所属するほどのミーハー宇宙好きにした作品ですから・・・。
今年の秋も忙しくなるぞっ!
え?実写版?・・・何それ食べられるの?