歌声の研究。 

 

今私は67歳。

 

声帯のそれなりの生理的劣化はやむえない。

 

 

忘れずにストレッチをしないとすぐに老化していく

腱や筋肉と同じだから、劣化を遅らせる方法がないものか

と自らで臨床実験をしている。

 

 

若い声帯=喉は、しなやかで弾力もあり

結構歌ってもしゃべっても

復活が早い、声帯まわりの筋肉も元気よく動き

無理しても声のピッチでさえも何も考えなくてもよかったはずだ。

 

今youtubeで元気よくうたっているプロアマ問わず

ポップスや歌謡の歌い手も

やがては同じ局面にさしかかると思う。

 

高齢なっていくに従い聴覚の衰えや音感と

生理的に出している音程、発声の自分で感じている音程

が一致しなくなると破綻してしまうのです。

 

 

 

聴いている人が 

 

あれ? と感じているのに

 

本人はちゃんと歌えているという感覚がおきる。

 

僕の場合、

40歳代の喉と27年たった今の喉はかなり違う。

 

おそらくコロナの数年の間に自己連で声楽的な発声を

つづけたためか、

 

 

ポップスの歌の高音がかなり歌いずらくなっている。

鍛えた声帯のまわりの筋肉が声楽へ導いていくためだ。

特にミファファ#あたりの中音部。

 

普通に歌えていたのに、歌えなくなるほど歌い手にとっては

恐怖はないのである。

 

 

もちろん5年という時間で生理的な劣化も重なっているので

67歳という年齢で歌いずらくなるのは普通であるだろう。

 

それにすこしづつ気づいたのは2年ほど前からだ。

しかしながら私のヘッドボイス~=アルト系の声は今でも

劣化していないらしくこれが自由に動く、

またテノール系の声もまあ問題がない。

 

 

たとえば テノールで高音への段階の

パッサージョという領域、高音のファあたりから~ハイCの手前までは

ポップス歌手が地声で歌うのは超難関だが

僕の場合は 

声楽発声では楽に高域へシフトできる。

 

下の鍵盤参照の赤い部分だ。

 

 

この部分はポップスの歌手は

 

ミックスボイスという裏声と地声の間の声を出す訓練をして

発声することが多い。

 

ミックスは声楽(ベルカント)とかなり違い声が痩せ

聴きにづらいことが多いのだが、

歌手の歌声のキャラとしては輝く場合もある。

 

あの声は素敵な、彼だけの声という声。

 

チャゲ&あすか のあすかさんは

自分では裏声を感じてだしているのが あの高音の歌声であるという

地声にしか聴こえないやさしく声量のあるようにみえる。

実際はクラシックを歌ってもらえば、どんなものか分かるのだが

マイクのある現代それは難しいだろう。

 

 

ベルティングという地声に近い発声で高音を出す歌手がポップスにいるが、

私はベルカント発声を混ぜたのだろうと推察しているが、

実のところわからない。

 

 

 

しかしニューミジック

往年のたとえばチューリップの財津さんの歌声とか、

さださんや、小田さんの喉は発声は

声楽からは、かなり違う喉の使い方だ。

 

先天的に本人はだしているのだろうが

やさしく、腹からだすような声というよりも

マイクや拡声器ありきの語りかけるやさしい男性の声だ。

 

これがとても私にとっては難しい。 

この喉は、ミックスボイスを習得しないとでないとも思う。

 

歌声の維持は訓練をしていくしかないのだろうと思う。

 

歌声のトレーニングは奥が深い。