両国から、そのまま江戸東京博物館へ。
今月3回目の観覧ですが
シルバーデーは 特別展も無料です。
今日の目当ては 大江戸礼賛。
2022年から大規模改修で休館していた江戸東京博物館。
今回は、約4年ぶりのリニューアル後初となる特別展です。
会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのは大量の屏風。
巻物、甲冑、刀剣、婚礼道具…。
江戸文化の華やかさが一気に押し寄せてきます。
甲冑を見ながら、
「戦争がなくなると、
実用品だった武具が格式や権威の象徴へ変わっていくんだな」
と思いました。
婚礼道具の展示も豪華。
打掛や蒔絵の道具類が並び、江戸時代の“晴れの日”の空気感が伝わってきます。
展示を見ていると、江戸はやはり巨大都市だったことを実感します。
18世紀には人口100万人を超えていたという説明。
職人、商人、武士、地方出身者…。
全国から人が集まり、「江戸」という巨大エネルギー都市が形成されていった。
これは現代東京にも通じますね。
相撲の展示も圧巻でした。
両国での勧進相撲が定着し、春・冬は江戸、夏は京都、秋は大阪という興行サイクルが確立していったそうです。
写真のない時代だからこそ、浮世絵に熱狂や空気感が描かれている。
まるで現代のスポーツ新聞やグラビアのようです。
歌舞伎や遊女の浮世絵を見ながら、
「これ、今でいう芸能雑誌みたいなものだな」
とも思いました。
葛飾北斎の『富嶽三十六景』も展示されていました。
赤富士、神奈川沖浪裏…。
やはり圧倒的です。
火事と喧嘩は江戸の花。
火消しの展示コーナーも大きく取られていました。
刺し子の半纏は吸水性・保水性に優れているそうです。
実用品としての知恵ですね。
さらに進むと、太田南畝(蜀山人)や滝沢馬琴など、江戸文化人たちのコーナー。
江戸後期の文化エネルギーの凄さを感じます。
そして印象的だったのが、
「花のお江戸に及ぶところなし」
という江戸人たちの強烈な“江戸愛”。
地方から集まった人々が混ざり合いながら、
「江戸っ子」という気質が形成されていった。
現代東京も、本質的には同じなのかもしれません。
展示を見ながら思いました。
江戸というのは、単なる昔の町ではない。
巨大都市に人が集まり、
文化が生まれ、
娯楽が生まれ、
競争が生まれ、
欲望も夢も渦巻く。
それは現代の東京、いや世界中の大都市にも通じる姿なんでしょうね。
気がつけば、かなり長い時間歩いていました。
でも、とても面白かった。
江戸を見ているようで、実は現代を見ていたのかもしれません。







