日曜日。灼熱のカンボジアから帰国。

数日間、カンボジアのシュムリアップに行ってきました。

今回はツアーでの参加、滞在先は「タラアンコールホテル」。

手入れが行き届いた心地よい空間で、旅の疲れをしっかり癒やしてくれました。

 

※ホテル前にて

 

しかし、この旅で一番心を動かされたのは、観光名所も良かったのですが、そこで暮らす人々の“日常”でした。

情報がひっきりなしに流れ込み、効率とスピードが求められる日本。

 

そんな慌ただしい日々の暮らしと比べ、シュムリアップの時間は穏やかで、まるで昭和の日本にタイムスリップしたかのような懐かしさを感じさせてくれました。

 

※車窓より街はずれを撮影

 

カンボジアでは今でも労働人口の約7割が農業に従事しているそうです。

 

ガイドをしてくれた40代の男性は、なんと8人兄弟。大家族で暮らしているとのことで、「それが珍しくないんです」と笑って話す姿が印象的でした。

 

日本では失われつつある“家族が中心にある生活”が、ここにはまだ息づいていました。

 

※車窓より街はずれを撮影

 

ただし、すべてが理想郷というわけでもありません。

 

最近では、子どもの糖尿病が急増しており、コーラやエナジードリンクの過剰摂取が原因とされています。

欧米資本の流入による食生活の変化が、こうした課題を生んでいるのかもしれません。

 

※ベンメリア遺跡にて

 

それでも、街を少し離れると、目の前に広がるのはジャングルと遺跡、そして原始的な生活を続ける少数民族の人々。

 

大自然と共に生き、ゆったりと流れる時間の中で暮らす彼らの姿に、「本当の豊かさ」とは何かを考えさせられました。

 

※ンレサップ湖クルーズにて

 

旅のハイライトの一つは、世界で2番目に大きいと言われるトンレサップ湖のクルーズ。

 

そして、ジャングルの中に眠る神秘的な遺跡群の探訪で詳細は、後日また別の記事でお届けしたいと思います。

 

※キロスーツにて

 

夜はホテルでの食事から抜け出し、地元の人で賑わう「キロスーツ」という海鮮ビュッフェを挑挑戦。日本でいえば庶民的なファミレスのような存在ですが、欧米人や日本人観光客の姿はほとんどなく、ちょっとした“冒険”気分。

 

一人8ドルの食べ放題。

 

クメール語しか通じないスタッフに苦戦しつつも、英語とスマホの翻訳アプリでなんとか注文。海鮮も肉も食べ放題で、お腹も心も大満足のディナーとなりました。

 

※キロスーツにて

 

もちろん、定番のアンコールワットの鑑賞も体験しました。

朝4時起きで出発し、現地に到着すると観光客のほとんどは欧米人。

 

秘的な静寂の中、雲の隙間から淡く差し込む朝日に、言葉を失いました。太陽そのものは顔を見せてくれませんでしたが、それでもあの幻想的な雰囲気は忘れられません。

 

※アンコールワットの朝

 

もしこの旅をひと言でまとめるなら、

 

「心の余白を取り戻す時間」だったと思います。

 

物質的な豊かさに囲まれた現代日本で、

私たちはどこか精神的な“豊かさ”を見失ってしまっているのかもしれません。

 

そんな気づきをくれた、かけがえのない旅でした。