この世に生まれてきた 存在、

役割とはいったいなんだろう。

 

昨晩から寝ていても 、夢の中までもその疑問と回答が 

纏わりつくように 脳裏をかけめぐっていた。

 

日常生活の 雑事に追われていると、

時の速さに驚き 人として生まれたこと意味を

考える間もなくなっていく。 

 

朝が来て また夜がきて そして 日が昇り ・・・と 

童話の ような日常となる。

 

しかし現実には 白馬に乗った王子様 も 

魔法のランプ も スーパーマンも やって来ない。

そんな 非日常は来ないのである。

 

私たちは 100歳=36500日という期限付きの

ドラマを 人生を 日夜 歩んでいる。

その半分は 寝ているので

実働 18250日 というわけである。

 

 

ところで おとぎ話でも 映画でも 何らかの

 「終 わ り」  があって 

その先の 

続きは わからないが、今 生きている私たちは 

この世から去る時まで 続いていく。 

 

万物を育む地球でさえ48億年以上同じように

時とともに 今存在していくのだ。

 

その中で

生まれてきた役割について、僕なりに優先順位をつけて 

1つの回答を出してみた。

 

1.生命存在の役割

  人間は生まれて種を絶やしてはいけない

  という 命の宿命をもっている。

  すべての生物にいえることでもある、

  祖父母があり 父母があり自らも父母になり

  そして子を持ち樹形図になって未来へつながる。

  私の父母は里親だが これもまた命の系譜

  生態系としてみたら 同じである。

 

2.社会への役割

  シンプルに言えば対価をともなう生きる為の 労働だ。 

  この世の中でたった一人では生きてゆくことは不可能、

  2人以上で社会が構成され、世界が存在している。

  また一人一人が同じ仕事 職種をしていては、

  複雑な社会を成り立たせていくことは不可能だ。

  仕事は原始から分化しあらゆる仕事となって今がある。

  その、それぞれの人が それぞれの仕事で貢献することが

  次なる役割だ。

  その役割を 果たすことで金銭が対価となり生きる糧に戻り、

  仕事で社会が この世界が発展し成長してゆく。

 

3.無償、奉仕の役割

  趣味や、特技、なんでも好きなこと やりたいことを

  発見し その知識や 技を取得し 無償で社会へ届け

  生活ができたなら本当の意味のボランティアである。

  ただ無償の愛を持って といっても自己犠牲をしてまでも

  実行するものではない。 

  奉仕の精神は尊い反面、自らが 

  上記 1と2 を達成できて はじめて成しえることで、

  心も経済的な面も安定し充足していなければ出来ないだろう。 

  3 まで やれている人は 

  それだけで 人生の達人 である。

 

そう 思う。