尊敬するボイトレの永田先生いわく、
喉頭引き下げ筋不全 というのは スタンダードな
声楽について
勉強していくと分かるようになります。

世の中でこれを説いて実証している
ボイトレはなかなかいません。

シンガーとしては
高音へシフトしてゆく過程で
声帯の位置が上へいくのを
こらえきれるかどうかという感覚です。

こらえきれないと咽頭は上へ
いってしまいます。

単純なドレミファソラシドでも
結構難しいものです。

男性ポップスでド~ド~ハイCというのは
誰でもめざしてゆくのですが
そのまま 何も訓練をしないで
だすと 軽い音のままいくんですね。
これは
声楽では 深み厚みのない声になって
正当な声楽の発声でなく
うわずった声あるいは説得力ない声になって
しまいます。

そこで、ベルカントの発声を学んでゆくと
これが
逃げていかない声になっていきます。
そうすると
これまで 軽く出していた声は出しずらく
いかに 喉や体のコントロールが大切か
わかってきます。

国内でのミュージカルの男性歌手は
ほとんどは ベルカントとPOPSの中間的な
声が多く なんとなくクラシカル寄りですが
そうかといって そこまでいかず・・・といった
発声で、マイクに頼る発声に思えます。

個性重視の国内のポップスシンガーは論外です。

ひらぺったい声です。
無理に太くしようとするとボーボー声になります。

欧米人は胸の厚さや言語的要素から
ベルカント向きで響きがあり
そもそも 土台がそのようです。
なので ミュージカルシンガーでも
声に厚みと説得力、倍音もあって 
どちらかといえば
ポップス寄りでもベルカント的素質があるので 
心地よく聞こえます。

厚みのある声で、フォルテでも芯があります。

ただ黒人シンガーのPeabo Brysonなんかの
深みのある声はなかなか出せません。
黒人シンガーはいとも簡単にmix的ひびきのある
やさしい高音を出します。これは特異性かも
しれません。

聴くほうは 好き好きなので
どちらがいいとはいえませんが
日本人の発声は
土台にしても 胸腔容量は小さく
響かない 木の文化なので
ひらぺったい声になります。

それでもシンガーとしては
なんとか 厚みのある声をめざしていきたい
ものです。

僕はミュージカルシンガーでなく
ポップスシンガーなので、
声の個性も重視しています。

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