262kmロングライド by オヤカタマン
8月19日ロングライドに出かけた。
カイチョーに遅れること2日、同じようなコースをトレースした。
自転車はスイス製のKTMのフルカーボンだ。フロントギアー46t-34t、リアー11t-32tで重量は6,8㎏と国際ロードレースにそのまま出られるほどの軽量に仕上がっている。カイチョーは人もバイクも自転車で旅を続けるランドナー仕様。私のは長距離をなるべく速く走るスポルティーフになるかと。したがって見た目ロードレーサーとほとんど変わらない。違いは前照灯を2灯、後灯も2灯装備し、リアーギアーが30T以上の大きなギアーが付いている位の違いなる。
私の場合、家事の都合によりキャンプツーリングはできない日帰りになる。
コースは恵庭→苫小牧→室蘭→伊達→大滝→ホロホロ峠→白老→恵庭に戻る262km。用意計画していた札幌スタートの300kmコースのショートカット版だ。300kmまでたかだか38kmと思われるかもしれないが、私の足では3時間は余分にかかる。となると朝、母親の朝食を用意しその日に帰宅するとなると難しいのだ。
そんなわけで恵庭をAM7時35分にスタートした。
苫小牧までは無風かやや弱い追い風の曇り空、身体のウォームアップもかねて25km前後の速度をケイデンスを上げ気味に回す。国道36号線は交通量も多く、大型車両も多いので気が抜けない。苫小牧に入るころは天気も曇りから快晴に変わり身体も慣れたのだが、海風の向かい風に変わり速度が上がらない。長い間カイチョーと共にカヤックをやっていて、夏場の海岸通りは午前中は海風になることを忘れていたのだ。この向かい風は、恐らく室蘭までは続くであろう。無理に速度を上げたら体力の消耗になるとマイペースを決め込んだ。
苫小牧を出るあたりでパンク!小石に前輪後輪とも乗り上げた末だ。かなりの手ごたえだったが前輪は大丈夫そう、が後輪はすぐ空気が抜けてしまった。携帯ポンプでは7kは無理なので時間節約のため頃合いを見てすぐに出発。途中、自転車屋さんで空気入れを借りようと決め込んだ。60kmちょい走ったところで白老のコンビニに入り1回目の補給とした。予定では10時頃には白老に入る予定だったのだが30分ほど遅れているので、5分ほどで出発した。
補給の話だが、私の場合、足掛け3年ほどで、やっと補給のタイミングが分かるようになった。これが分かると実に調子よく、どこまでも走れるような感覚に陥るほど体力が持つのだ。おかげでどんなに走ってもヘロヘロ状態は無くなった。私の場合、朝食をしっかりとった場合は最初の補給までは約60km、その後は30km~40km毎に握り飯一個になる。ドリンクは距離にもよるが水500ccの後はポカリ、そして水になる。ポカリは500ccだと多いので350ccにしている。必要に応じて水は絶えず補給し、羊羹なども補給する。
登別に入るときにトンネルがある!と心構えをしていたのだが、それらしいものは見えず、片側2車線の長い登坂だけが見える。国道が新しくなったのだ。つい知らなかったぞ!登別市街を抜けるときに国道は6~7%の登りがあるので冨浦の海岸線に入る。海がすぐ目の前にあり、潮の香を満喫でき、つい嬉しくなった。室蘭の潮見トンネルを抜けると、懐かしいイタンキ浜はもう目の前。当初ここで海を見ながら補給の予定だったのだが、予定より1時間近くも遅れているので残念ながらスルーを決めた。国道37号線に入ると案の定、嬉しいことに風向きが追い風に変わった。途中小さなそしてきれいな自転車屋さんを発見、空気圧が2kも入っていないで危ないところだったのだ。
ここからはペースを30kmオーバーに上げる。カイチョーがスタートした伊達紋別にはいる。ここで長和から国道453に入るところ、最初の道路標識に騙され道道145号に入るミスコースを犯す。この道でも大滝経由ホロホロ峠まで行けないことはないのだが、如何せんインナーを使い後ろを28tにせずにはいられない勾配のあるアップダウンが連続している。しかし後戻りも出来ず、ひーひー言いながら国道を探し壮瞥に入った。ここの道の駅でしばしの休憩をとる。ここまで140km、今まで長めの休息は無かった。
昼下がりから夕刻に入りかけ気が少し焦り気味だ。しかも大滝までは追い風とはいえ登りで速度が上がらない。予定ではホロホロ峠を5時から5時30分ほでで通過予定だったのだが大滝に入るときには5時半をまわってしまう。急がないと峠を暗くなって通過しなくてはならなくなる。しかしここまでまたまたミスコース、近道しようと思ったのが大間違い、再び勾配の急な道道145号線に入ってしまった。三段の滝でやっと予定の道道2号線に入ることができた。すでに夕刻なので休まず峠を目指し、6時半ごろにはピークをクリアーした。ここからの眺めは本来は太平洋を望めることができるビューポイントなのだが、うす暗く残念ながら太平洋は見えなかった。
峠らしいつづら折りのコーナーいくつも超え、長いストレートにはいる。下りは白老の町まで続く。白老の町にはいるとどこかしら盆踊りの音が聞こえる。15日で盆踊りは終わりと思っていた私には意外。けれど、どことなくまだ夏のシーンが感じられ気持ちにゆとりさえ生まれた。白老には7時過ぎに到着し、腹持ちのいい弁当の補給を取る。ご飯はカイチョーと同じく半分だ。全部食べると腹がきつく動けないのだ。それでも補給には十分になる。アイスも食べカフェラテも飲んだところで出発の用意をする。もう7時50分だ。後60km、30kmアベレージで走れば10時前にゴールできるとの胸算用。
200km以上走ってきても30km~35kmで走れるのには自分なりに驚きだ。走力が付いたもんだと感心する。しかし苫小牧はウナギの寝床みたいな細長い街、信号の多いことにペースが乱される。それでも快調なペースは恵庭まで続いた。恵庭のバイパスに入りゴールの道の駅までは3kmを切った。と途端前輪に大きな衝撃!手がハンドルから引き剥がされ前のめりに落車してしまった。30kmは出ていた。
アスファルトに接する僅かな時間差でとっさに左肩と頭をかばう姿勢で腹から着地する姿勢をとった。左肩の鎖骨には昨年の落車で骨の上部にチタン器具が埋まっていて、医者から今度同じ場所を骨折したら修復は不可能と言われていたし、頭蓋骨には上部にいまだ10cm近くのクラックが入っていて、年齢のせいで閉じることが不可能で打撃に弱いのだ。自分では上出来と思うが、やはり身体と道路との滑りが悪く回転させられ止まってしまった。
後方150mほどには大型車接近している。急いで自転車、ボトル、ツールケース、携帯ポンプを回収する。背中の財布と携帯は問題がないことを確認すると、ヘナヘナと歩道に座り込んでしまった。
しばらくの間落ち着きを取り戻し、自転車が使えるか確認すると、シフトレバーはあっちの方へ向いてしまっているが変則は可能、パンクもしていない。チェーンは外れてしまっているが大したことはない。これなら乗れると確信すると、よたよたとゴール目指して走り出したのである。
(帰宅後、怪我の確認したところ、手袋と7分丈のサイクルパンツを着用していたせいか、右膝の擦り傷、右肘の擦り傷のみであった。スピードを考えたらまさに奇跡?かな。)
道の駅ゴールには22時15分到着。14時間40分。走行時間は11時間42分、登坂高度3,835m、消費エネルギー3,762カロリー、平均速度は21,2kmだった。この距離をブルべに置き換えたら17時間40分がタイムリミットであるから、3時間の余裕だ。
いろいろあったけどまぁ合格としよう。
oyakataman