旧正月と「暦」の歴史 | スピリチュアルウォーキング~ココロとカラダのダイエット~

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水瓶座の新月は旧正月・・・と

毎年ブログに書いていますが

今日はちょっと深堀り記事を書きたいと思います。

 

現在の日本や欧米でのお正月は

今月の頭にやってきた1/1のお正月。

 

暦でいうと

「新暦」とよばれだり

「太陽暦」、もしくは「グレゴリオ暦」とよばれたりしています。

 

これはザックリいうと太陽が地球を一周するの(公転)を暦としてあらわしたもの。

1年は365日ですが

公転を厳密に表すと365日と6時間。

 

なので4年に1回1日(=24時間)閏年を増やすことで

カレンダーと公転周期の調整をかけます。

 

これに対して中国をはじめとする東南アジアでは

「旧暦」が最近まで使われているという話を

聞かれたことがあると思います。

 

「春節」という言葉と旧暦はセットで何となくインプットされている人も多いでしょう。

 

太陽暦が新暦 となると

太陰暦が旧暦 と思うかもしれませんが

 

正確に言うと旧暦は太陰暦ではなく太陰太陽暦になります。

 

ややこしいのでまずは太陰暦の説明からはじめます。

 

太陰暦

月が新月になった時から

次の新月を迎えるまでをひと月として

 

新月になった日を1日(朔日)として数えひと月がスタートします。

 

「朔」には「元に戻る」という言葉の意味が含まれており

月がまた最初の状態に戻る・・・ということから

朔日と書いたりします。

 

新しい月になった時に神社にご挨拶に行く「お一日参り」は

「お朔日参り」と変換されることもあるため

どうしてこんな漢字を書くのだろう・・・と思われたことがある人もいるかもしれませんが

 

実はお月さまと暦の関係があったからなんですよね。

 

月が地球の周りを1周回るのは29日と12時間。

そこで「小の月」=29日・「大の月」=30日として暦を作り調整をしていましたが、

1年で見ると実際の地球の公転で考えると11日もズレが生じてしまいます。


 

そこでそれを修正するために太陰暦に太陽暦をかけあわせて

太陰太陽暦を作り

19年の内に7回、閏年ならぬ「閏月」を作ることで

地球の公転と揃えて1年を調整をしました。

 

日本の暦は中国から入ってきたので

1873年までは太陰太陽暦がずっと使われてきていました。

 

ちなみに閏年は理解できても

2月だけどうして短いのか幼い時から不思議で仕方ありませんでした。

ずっと気になっていたので今回調べてみると

結構目から鱗の知らない情報がたくさん載っててビックリ!

 

2月が極端に短い謎は太陽暦の歴史にありました。

 

暦の歴史は

 

ロムルス暦(ローマ時代)

 春になって暦がスタート(地球の公転による太陽暦という考え方は

 まだ考えられていない)
 冬の間は暦は存在せず1年が10カ月のみ

 ⇓

ヌマ暦

 暦が存在しないない時期に2ヶ月足して

 公転を軸と考える太陽暦が完成

 ⇓
ユリウス暦
 128年に1日公転とズレるため修正

 ⇓
グレゴリオ暦 (1582年~)

 400年に3回閏年を無くして調整

 

という流れです。

 

 

 

元々ロムルス暦では1月と2月が存在していなかったので

ヌマ暦では現在の3月のタイミングを

1年のはじめとして1月と呼んでおり

現在の1月と2月のことを11月と12月と制定しました。

 

しかしヌマ暦が1年で約11分ずれが生じるため、

16世紀にはいると10日もズレを生じることになりました。

 

そこでそれを修正するために

ヌマ暦からユリウス暦へと変更することになっていきます。

 

ユリウス暦ができたタイミングが1月(当時でいうと11月)だったため

11月を新たに1月に変更して

新しく暦を制定し現在の太陽暦の1月がお正月という源流ができたのだそうです。

 

ただし途中で修正を加えた分の歪みを修正をするのに

元々の1年の終わりであった現在の2月(当時の12月)で

ユリウス暦のずれを調整したのだそう。

 

元々ローマでは奇数が吉といわれていたため

暦は29日、31日でできていたそうですが

唯一2月のみ28日にして公転周期と帳尻を合わせた関係で

現在も2月のみが日にちが短くなったのだそうです。

 

その後も29日が30日になったり等

いろいろ細かい経緯はあるのですが

ザックリはこんな感じのようです。

 

50才を前にしてようやく2月が短い謎が解けました(笑)

 

おっと横道にそれたので本題に戻りますね。

 

ということでそもそも太陽暦(新暦)と太陽太陰暦(旧暦)は

基準としているものが違うので

暦がズレるのは当然の事で

 

東南アジア以外の国にも各国独自の暦があったのですが

徐々に太陽暦が採用されていき、

 

日本は1873年(明治6年)明治政府によって法律で

太陽暦に変更することが決定。

 

韓国は1896年に

中国は1912年に太陽暦が採用されましたが

 

まだ中国をはじめとする東南アジアでは

旧暦のお正月を祝う習慣が残っています。

 

これが2月の新月は旧正月と呼ばれる理由になります。

 

 

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2月の新月は水瓶座の新月。

水瓶座は革命改革を表す星座なので

新しい1年にはピッタリのタイミング。

 

また今回改めて太陽暦を調べてみて

ヌマ暦は3月がお正月と書かれているのを見て

占星術的に3月の春分が太陽が生まれ変わるタイミングなので

とても納得しました。

 

古代の方々はやはり感覚的にエネルギーの動くタイミングを

感じ取っていらっしゃったのでしょうね。