昨日から本格的に「ヴィジョン・セミナー」を読み始めました。ユングが英語で行った大変興味深い80年ほど前の講義の記録です。1997年まで門外不出であったために日本語版発刊からまだ1年も経っていません。
いろいろと面白い。日本語も美しいです。
ああ、これなら買ってもいいかな?と値段を調べたら、上下巻で29,400円・・・
?!
いや、確かに厚いし、冒頭カラ―ページもあるけどさ・・・アマゾンで見てたからおススメも(ユングの赤の書、あ、これも出てるのね。これも確か門外不出だったはず)合わせると
71,400円、って正気ですか?
誰が買うんだろう? 研究者ならもう英語版を持っているよね? ドイツ語が原著じゃないからとっつきやすいだろうし。
ユング好きなお金持ち? ジャニオタとかAKBオタみたいな、ユングオタ?
何にしてもすごい世界です。出版社って勇気あるんですね。
(昨日調べたところによると)タロットカード・リーディングにも今はユングの影響が顕著だそうです。じゃあ占い師の方々?
うん、確かにとある占い師の方が赤の書を買っちゃった的なブログ書いていました。
(私はとりあえず近所の図書館で借ります。誰も借りてないみたいだし)
宗教を実質的に持たない私たちが、何かの「救い」や「導き」を求めてしまうことは自然だと思う。
カウンセリングは思ったほど日本には浸透していない。多くの人には告解の機会もない。
さまざまなセミナーが開催され、コーチングが流行り、新興宗教が蔓延り、占いのページやコーナーは生き続ける。
でもなんだか胡散臭い。
なるべく胡散臭くないものにと、私はエヴァやホストクラブに「救い」や「導き」を私は求めたのかも知れない。
うーん。