世の中には沢山の自己啓発書や引き寄せ本など『幸せ』になるための本があります。

 

結婚して幸せになる。

お金持ちになって幸せになる。

偏差値の高い学校に入学して幸せになる。

大企業に勤めて幸せになる。

 

でも......

 

結婚しても不幸な人がいます。

不幸なお金持ちもいます。

偏差値の低い学校に入学しても幸せな学生もいます。

どんな職種にも仕事に幸せを感じている人がいます。

 

夢や望みが叶うと幸せを感じる事は確かです。

でも、思い通りにならなくても幸せな人はいます。

 

では、『幸せ』って何でしょうか?

 

『幸せ』とは、私たちのモチベーション(努力の源)です。

 

精神分析学の創始者ジークムント・フロイトは、『人は幸せを求めて努力する』と説いています。*

『感情予測』の研究で有名なダニエル・ギルバートも、『私たちは幸せになりたくて、必死に努力している。』と、説いています。*

 

実際に、

 

お金持ちになれば幸せになれる。と、考える人たちは、お金持ちになるべく必死に努力します。

復縁できれば幸せな日々がやってくる。と、考える人たちは、復縁のためにあらゆる努力をします。

志望校に合格できれば幸せな将来がある。と、考える学生たちは、懸命に勉強します。

 

ただ残念な事に、努力によって全ての人がお金持ちになれるわけではありません。

復縁を希望する人全員が復縁できるわけでもありません。

合格圏内と言われても、志望校に合格できない人もいます。

 

では環境が整わなければ、私たちは幸せになれないのでしょうか?

環境が整わなくても、幸せな人たちが何故いるのでしょうか?

 

ソニア・リュボミアスキーの研究によると、私たちの幸福を決定する環境の割合は10%です。**

つまり、生活環境が思い通りに整った時、私たちは今よりも最大で10%幸せになれます。

でも、それ以上幸せになる事はありません。

 

そして、以前のブロブにも記した、私たちの脳の迷惑な機能『快楽順応』によって

環境に順応してしまうため幸福感は長続きしません。

むしろ、もっと欲しいと思い始め、不満をもち始めます。


一方で、日常生活での行動や考え方を通じて幸福度を最大で40%高められます。**

 

ですから幸せになるための努力のエネルギーを、お金持ちになる事や復縁に使う代わりに、1日30分・週3回(以上)の運動に使ってみてください。

ショッピングでストレスを発散する代わりに、ヨガや手芸、お料理など経験に時間やお金を使ってみてください。

 

運動は万能薬です。

経験による幸福感は薄れる事はなく、むしろ時間と共に増加していきます。

 

美味しいものを食べ過ぎても、罪悪感を感じる必要はありません。

食べ過ぎるほど美味しかった。という幸福感を存分に味わってください。

なぜなら、太る事への罪悪感も脳の勘違いです。

人間は本来、痩せる事で幸せになれません。

 

なんとなく信じられない時は、視覚トリックアートを思い出してください。

私たちは、トリックアートが目の錯覚によるもの。と知っていても、為す術はありません。

 

私たちの脳は『将来をうまく予測できない』ため、幸せになるための努力の方向性を誤る事があります。

脳の錯覚と知っていても、為す術はありません。

 

この機能に学習能力はありません。

 

私たちに出来る事は、脳の錯覚に騙される事なく、意識を新しい努力の方向に舵を取り、行動するのみです。

 

出典

*

 

Stumbling on Happiness (P.S.)

 

日本語版

 

明日の幸せを科学する

 

**

 

The How of Happiness: A New Approach to Getting the Life You Want (English Edition)

 

 

幸せがずっと続く12の行動習慣