母と二人で遠出してお泊まりする予定があったので、母がアルコールを飲む前に(重要
)、腎移植の話をしてみた。
「私の腎臓がダメになったら、お母さんの腎臓くれる?」
『うん、もちろん!』
もし母が死んだ後にくれるかと聞いたら、頷いてくれたけど、
でも死んだ後に検査して、私に合わなかったら他の人にあげることになるんだよ、と言うと、表情が曇った。
まぁそれでもいいよ、それで助かる人がいるんでしょ?いいよ、って母は言ったけど、本心では嫌なんだろうなって思った。
そのあたりの考え方は人それぞれだし正解もないし良い悪いもないけど、
母は「娘にあげたい」んであって、「他人にあげたい」わけではないんだろうなと思った。
詳しく話したかったけど、
母は言葉が理解できないのか考えたくないのか、すぐに話をそらした。
きちんと話したいと思い、もう一度話を振ってみたけど、またすぐに話をそらした。
話をそらすのは、認知症になってから母のよくある行動の一つだと思う。
もうこの話はできないと思った。
話をするのが遅すぎたのか...
今の母には難しい話なのかもしれない。
できるだけ母の意思を尊重したい。
事前に、今の段階で、合う合わないとか検査なんてできるのかな。
もっと私の腎臓が悪化してからでも、とは思うけど、その頃には母と意思疎通できるかも分からないし、母が寝たきりになっているかもしれないし、
もし母が本気で私にくれる気があるなら、まだ母と意思疎通できて動けるうちに検査したいなとも思う。
でも、腎臓が欲しいなんてわがまますぎるよなとも思うし
でも、死んだ後に貰うぐらいいいかなとも思うし...
そのまま燃やしてしまうなんてもったいない、なんてのは私のわがままでしかないけれど。
次の外来で相談してみようかな...
まだ移植なんて先だよ!って一蹴されるかも
こうやって移植のことと向き合うと、
私自身、いつか腎臓がダメになったとき、本当は移植したいんだなって思い知った。