しらゆきの頭ん中♪(´ε` )

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本当に本当に思いついたときに記載。

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帝国フィントネラル、王都エネトワ----------。


この町は、ブルーラン大陸で、1、2を争う大都市であり、盛んな商業のみでなく、法王庁や星室庁、帝国の王が住まう宮廷もある。

正門から一番奥に位置する小高い丘に宮廷があり、城下は区画によって商業、工業、軍用、庁舎、学院、住宅地に分けられていて、さらに住宅地も、貴族から下層階級まで明確に分かれた状態で設けられている。宮廷の裏には遠くにある山の麓まで、広い農地や牧場が点在している。

イフィルガルドとアリシアは、3日かけて到着した。

城門で大勢の商人や旅行者が並んでいる中、傍にある小さな入り口から、イフィルガルドの顔パスによってすんなりくぐることができた。


エネトワはトガロとまた雰囲気が違って、警吏隊だけでなく、帝国軍兵士や星室庁の役人の姿が目に入る。また、フィントネラル唯一の大規模教育機関もあるため、学生の姿も多い。

「まずはまっすぐ屋敷に向かったほうが良いだろうが、依頼されたこのブローチを届けないと落ち着かん。途中に店が何軒も並ぶ路地を通るから、そのあたりで何か要るものがあれば買っていてくれないか。その間に用事を済ませてくる。」

イフィルガルドはアリシアの小さな頭部を見下ろしながら声をかけた。

「そう・・・。私もちょっと用事があるの。」

そう言って、アリシアは歩き出す。


「エネトワは初めてじゃないのか?」

「以前、来たことがあるわ。」

道中そんな話もなかったので、すっかり初めて訪れるものだと思っていたイフィルガルドは、少し拍子抜けしてしまった。


「あ、キプフェルを売っているお店ってどこにあるのかしら?」

「そうだな・・・、食べ物を売っている店の通りに行けば、数件並んでいると思う。俺もここのところ、外に出てばっかりだったから、店については良くわからないな。あとで行ってみるか?」

「んー、足らなかったら行くことになるかも。」

「足らなかったら・・・・・?」

「そう。」


何が足らなかったらなのだろうか。イフィルガルドは首を傾げる。

しかし、それきりアリシアは黙ってしまったので、どういうことなのか確認できないままになってしまった。


大通りを曲がり、商業区を抜け、庁舎の区域にたどり着く。

イフィルガルドは法王庁に向かっているが、はてこの少女はどこに向かっているのか。

そのまま黙って進んでいき、法王庁の入り口に位置するクリスティアナ大聖堂に差し掛かる。

ふとアリシアが立ち止まった。


イフィルガルドは思った。

ここはまさに自分が用ある場所。アリシアはこんな場所には用事がないはず。それとも町に着いたら一番に聖堂に向かうほど、敬虔な信教者なのだろうか。


しばらくじっと大聖堂を見上げているアリシアを見て、自分をここまで見届けてくれたのではないかと彼は思いついた。

爆発するほど大変だった、このブローチについている妖精から自分を護ろうとしてくれていたのでは?!

などと都合よく考える。


「アリシア、有難う。ここで大丈夫だ、行ってくる。」

イフィルガルドは爽やかさにハニカミ顔もプラスして、颯爽と大聖堂へと向かった。



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▲本章















何万年も昔の話。



この大陸には、原初の女神ティアマトが生み、世界軸とされた輝かしい国、ウルトが存在した。

その国では太陽神の下、精霊も妖精も人間も共に暮らしていた。


尊重しあい平和に暮らしていたが、そのうち我らこそが優れた存在だと、人間たちは精霊と妖精に対抗しはじめる。

徐々にそれぞれの関係が崩れていき、ついに妖精族との激しい争いが起こった。



精霊はその争いから姿を眩ませ、太陽神シャマシュはそんな争いが眼下で繰り広げられているのにも関わらず沈黙を守っていた。




何年も続いた戦いの末、人間は敗れる。


総ての人間を統べていた王族は処刑され、ひとりの皇女が贄として神に捧げられた。



時が経っていくうちに、妖精は人間から見えぬよう姿を消し、また人間も妖精や精霊たちの存在を忘れていった。




人が争いを起こした代償として、神に供犠されたその娘の存在もまた、人々の記憶から消えていったのである――――――――。